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「労働」っていう言葉ありますよね。「労働者」とか「8時間労働」とか。
「労働」という言葉は色々な場面で使われているわけですが、この「労働」という言葉を聞いてどんなイメージを持ちますか?
ちなみに意味を調べてみると……
労働とは
体を使って働くこと。特に、賃金(ちんぎん)・報酬を得るために、体力や知力を使って働くこと。
引用元:google
ということみたいです。
基本的には「お金を得る為に働く」というのが労働の意味です。
で、何となくですが一般的に労働という言葉のイメージって「大変な思いをしてお金を稼ぐ」とか「やりたくないことをやらされる」とかマイナスなイメージの方が多いのではないかと思います。
「12時間労働」なんていうと、「うわ~12時間も労働すんのありえないわ」とか「ダルすぎる」とか思いますよね。
でも、それは「労働」という言葉の本当の意味が理解できてないんじゃないかと思うんです。
労働というのは先ほども言いましたが「お金を得る為に働く」という意味です。
で、「お金を稼ぐ」ということは言い換えると「世の中に何かしらの価値を提供すること」です。車、飛行機、電車、スマホ、パソコン、全て使う人にとって大きな価値を提供しているからこそ大きなビジネスになっています。
工場でスマホの中にある小さな部品を作る会社があるからこそ、世の中の人々は便利なスマホを使うことができます。深夜に綺麗に電車を清掃してれる清掃会社があるからこそ世の中の人々は快適に電車に乗ることができます。どんな仕事でも、お金が発生しているということは必ず誰かにとって価値が発生しているということです。
裏を返すと誰にとっても価値のないことはお金になることはなく労働にならないということです。
- 労働=お金を得る為に働く
- お金を得る為に働く=世の中に何かしらの価値を提供する
つまり、
- 労働=世の中に何かしらの価値を提供する
ということになります。
あなたが今どんな仕事をしているかはわかりませんが、給料が発生しているのであれば必ず誰かにとって価値が生れています。コンビニの店員だって、保険の営業だって、工場のライン作業だって、どんな労働でも必ず誰かにとっての価値になっているわけです。
であればこの「労働」という少しマイナスなイメージの言葉を自分の中で「価値の創造」という言葉に置き換えれば少しは仕事に対する向き合い方とか、仕事に対する考え方が変わってくるような気がします。
- 8時間労働=8時間価値の創造
- 労働者=価値の創造者
週5日で働いている人は週5日で価値を創造しているわけですし、12時間労働をした人は12時間価値を創造しているわけです。
ただ、これだとただの言葉のマジックで、「労働」を「価値の創造」に置き換えた所で実際に今の仕事が楽しくなるわけではないですよね。なので重要なことは……
例えば……
- 歌うことが大好きで歌声で世の中の人に勇気やパワーを与えたい歌手
- 誰かの命を救いたい医者
- 世の中の人がもっと便利で快適にインターネットが使えるようなインフラを整えたいIT企業の社長
- みんなが喜んでくれる美味しい料理を提供したいレストランのシェフ
- みんなが安心して食べられる美味しい野菜を提供したい農家
- テレビでは伝えられない真実を世の中の人達に伝えたいジャーナリスト
など、こういった心から自分が誰かに提供したい価値があるような人ってとても大きな力を発揮すると思うんです。それこそ、それをやっている時間というのは働いているっていう感覚すらなくなるんじゃないかと思います。
仕事をする上で最も理想的なのは「働いている感覚がないくらい好きで没頭できるもの」だと思います。この理想を実現する為に大切な概念こそが「自分が心から提供したい価値は何か?」を問うことです。
- 「料理が好きで得意だから、料理関連のことなら何かしらの価値が提供できるかも」
- 「人と会話をするのが好きだから接客業なら価値を提供できるかも」
- 「パソコンをいじるのが好きだからIT関連の会社なら価値を提供できるかも」
自分が好きなことや得意なことをベースにして、自分がどんな価値を提供できるのかを考えることで結果的に働いている感覚がないくらい好きな仕事に巡り合うかもしれません。それに、まずは周りにいる誰かの為とか、家族や友人の為とかでもいいと思います。
労働をするということは「価値を創造する」ということです。つまり労働をするっていうことは本来とてもやりがいがあって楽しいものなはずです。
労働することが苦痛のように感じてしまう人は、自分が心から誰かに提供したい価値を見つけることが仕事を楽しくする為のヒントになるかもしれません。