ビルゲイツの名言から学ぶビジネスと人生の成功法則

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もはや知らない人はいないであろう世界的な大富豪であるビルゲイツ。その総資産額は800億ドルを超えるとも言われています。

そんなビルゲイツが成功したルーツを探るには、彼の「言葉」に注目をすると何かしらのヒントが得られるのではないかと思います。

そこで、今回はビルゲイツの名言をいくつかピックアップして、そこからどんな気付きを得るべきなのかを考察していきたいと思います。

「ウィンドウズにどんな機能がついているべきかを決めるのは誰か。それはウィンドウズを買ってくれる消費者だ。」

ウィンドウズにどんな機能がついているべきか決めるのは発売元であるマイクロソフトではなく、ウィンドウズを使う消費者であるとビルゲイツは言います。

これはビジネスをやる上でとても重要な観点ですよね。普通は「自分たちが提供できるもの」を先に考えてしまいがちですが、ビルゲイツは「消費者が求めるもの」を最優先で考えているのです。

この「マーケットイン」の考え方があるからこそ、ウィンドウズのパソコンというのは多くの人に支持され使われてきたんですね。

マーケットイン:消費者が求めるものを提供する
プロダクトアウト:作り手がいいと思うものを提供する

しばしば、ビジネスの世界ではこの「マーケットイン」と「プロダクトアウト」の考え方が議論されますが、やはりどんなビジネスでも「消費者がいるから」成り立つわけで、消費者を無視した製品やサービスは大きくヒットすることはほとんどないですよね。

ビジネスを成功させる為にはビルゲイツが言うような「マーケットイン」の考え方は非常に大事なんですね。

今自分が行っているビジネスにおいて、「本当に消費者が求めているものは何か?」というところを突き詰めて考えていくと成功のヒントが見えるかもしれません。

「最初から、我々の目標は「すべての机と、すべての家庭にコンピュータを」だった。」

ビルゲイツはマイクロソフトを創業した当初から「すべての机と、すべての家庭にコンピュータを」という明確なビジョンを持っていたと言います。

マイクロソフトを創業した当時の1980年代はもちろん今みたいに当たり前のようにパソコンがそれぞれの家にあるなんてことはなく、むしろ珍しいものでした。そんな中で既に「すべての机と、すべての家庭にコンピュータを」というビジョンを持っていたわけです。

当時このビジョンをここまで明確に持てた人は果たしていたのでしょうか?

何事もそうですが、大きなことを成し遂げる人達に共通することは「明確なビジョンを持っている」ということです。

サッカーの本田選手も小学生の頃には既に「将来はセリエAで10番をつける」というビジョンを明確にもっていましたし、野球のイチロー選手も小学生の頃には既に「プロ野球選手になって契約金1億円以上」というビジョンを明確に持っていました。

他の人が「そんなのできるわけない」と鼻で笑うようなことでも、本人の中では明確に「実現できるビジョン」が描けているのです。

自分が将来成し遂げたい夢や目標を「実現しているビジョンを描く」ことが、大きな結果を出す為には大切なのかもしれません。

「貧しく生まれるのは君のせいじゃないが、貧しく死ぬようなら君のせいだ。」

この世には様々な環境の人がいると思います。裕福な家庭に生まれた人も、貧しい家庭で生まれた人もいます。現状が厳しい環境にある人もいるかもしれません。

色々な環境の人がいる中でビルゲイツは「貧しく生まれるのは君のせいじゃないが、貧しく死ぬようなら君のせいだ。」と言います。

「貧乏な家庭に生まれたから」「忙しいから」「できる環境にないから」など人間というのは時に自分が成功できないことを「環境のせい」にしてしまうことがあります。しかし、環境のせいにし続けている限りいつまでたっても成功することはないとビルゲイツはいいます。

人生をより良いものする為には、生まれた環境を恨んだり嘆いたりするのではなく、今自分ができることに最大限フォーカスすることしかありません。

どんな環境であれ、その環境のせいにして自分の人生が貧しいまま終わってしまうのは「それは他の誰でもない自分自身のせい」であることを認識することが大切なのかもしれません。

実際、貧しい家庭で育っていながら成功している起業家は意外と多いです。

「人と比較をしてはいけない。それは自尊心を傷つけるだけだ。」

全ての面において完璧な人間などこの世に一人もいません。

頭が良くても運動神経が悪かったり、数学のチャンピオンでも国語は苦手だったり、お金を稼ぐのが上手でも人づきあいが上手じゃなかったり、ある面においては優れている人でもまた別の面では他の人に劣る部分というのは当然あります。

そういったことをいちいち他人と比較しているとまったくきりがありません。極論を言うと自分やることなすこと全てが世界一になるまで満足できないということになります……が、当然そんな人はこの世に存在しません。

つまり、他の人と比べ続ける限り自尊心を傷つけるだけになってしまうのです。

大事なことは「他の人が」という視点ではなく「自分が何をできるのか」という視点でも物事を考えることです。「他の人が」ではなく「自分が成長できるかどうか」「自分の目標を成し遂げることができるかどうか」ということにフォーカスすることが大切なのかもしれないですね。

「満点をとったことは自慢にならない。本当に大切なのは知識を丸暗記したり、教えられたとおりのことを答案に書くことではなく、先を見る洞察力だ」

ビルゲイツは学生時代テストで満点をとることが多かったと言われています。インタビューなどでそれについて聞かれると「満点をとったことは自慢にならない。本当に大切なのは知識を丸暗記したり、教えられたとおりのことを答案に書くことではなく、先を見る洞察力だ」と言います。

テストで良い点をとることが目的になってしまうことって日本人にもありがちな考え方ですよね。でも本当に大切なのはテストで満点をとることではなく、テストで満点をとった「自分の知識を使って何をするのか?」という部分だとビルゲイツは言います。

結局社会に出るとテストなんてないですし、「どう動くか」「どういった施策をするか」「どんなビジネスをするか」ということは知識ではなく「先を見る洞察力」が大切になるっていうことです。

とは言え、その「先を見る洞察力」を磨く為にはやはり知識も絶対に必要になるので、当然テストで満点をとる為に勉強をするのは良いことだと思います。

重要なのは目的を履き違えないようにすることです。「テストで満点をとることが目的なのではなく、その知識で何をするのか」ということを理解するのがとても大切なのではないでしょうか。

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