ネットで情報発信するなら絶対に持つべき4つのネットリテラシー

今の時代、インターネットを使えば誰でも簡単に情報発信をすることができます。twitterでつぶやくのも簡単ですし、ブログを作るのも簡単ですよね。

簡単に情報発信ができるということは、とても便利ですしとても素晴らしいことだと思う一方で、あまりにも簡単に情報発信ができると「ネットリテラシーが低い人」が情報発信によって思わぬ事件や事故を招いてしまうこともあります。

殺害予告をして逮捕される人がいたり、飲食店の厨房で不衛生な行為をしているのをアルバイトの人が写真に撮ってSNSにアップしてしまったり、デマ情報が拡散されて一人の人生が取り返しのつかないレベルでくるってしまったり……

こんなような事件って、いつまでたっても無くならないですよね。

 【バカッター】【馬鹿発見器】twitterでの炎上による逮捕者(書類送検者)まとめ

こういったことが起こるのはやはり「ネットリテラシーが低い人」が気軽にネット上に情報発信ができることも大きな原因の一つだと思います。これは例えるなら、免許を持っていない人が車を乗り回すようなもので、車自体は非常に便利な乗り物ではありますが、使い方によっては人を傷つける道具にもなってしまいます。

インターネットも同様で、ネット自体は非常に便利で今や生活の中で欠かせないものではありますが、使い方を間違えるとそれは誰かの人生を狂わせてしまうレベルの道具にもなってしまいます。

例え本人は悪ふざけのつもりでやったとしてもtwitterなどで「●●を殺す」とたった5文字を入力して書き込むだけで脅迫容疑で逮捕されますし、熊本地震が起きた際に軽い悪ふざけの気持ちでデマを流した人も逮捕されました。

デマ情報

熊本地震が起きた際に動物園からライオンが脱走したというデマ情報が流れた

中にはもちろん本気で悪意を持ってこういった行為を行っている人もいるとは思いますが、ほとんどが「悪ふざけで」とか「そこまで深く考えずに」こういったことをしてしまう人が多いのではないかと思います。

なぜ「殺害予告」や「デマ情報」などを悪気もなくネット上に発信してしまうのかというと、ネット上に情報発信をすることによってどうなるのかという「想像力」が欠如しているからです。

twitterでもfacebookでもブログでもYouTubeでも、ネット上に情報発信をするのであれば次の4つのネットリテラシーを持つことで余計な事件や事故を未然に防ぐことができます。

1.自分が発信した情報は「本人まで届く可能性がある」ことを認識する

インターネットでの中傷

例えば有名人などに対してでもいいですが、「どうせ本人は見てないだろう」という感覚でその人を中傷するような言葉を気軽に発信する人って多いような気がします。

twitterなどで誰かを中傷している人は多くの場合で「本人とは関係のない所で発言しているつもり」になっているのではないでしょうか。

直接会って話すとそんなに悪口を言わない人でも、ネットでは悪口を言ってしまうのは「本人とは関係のない所で愚痴を言っている感覚」になっているからこそ、軽い気持ちで中傷する発言をしてしまうような気がします。

しかし、ネットの情報というのは中傷している人が思っている以上に簡単に「本人」に伝わります。

例えば中傷されている人の名前で検索をすれば一発で中傷している人のコメントがたくさんでてきますし、そうでなくても回りに回って本人の元に情報が届くことも多々あります。

他にも何かの掲示板に書かれていることとか、レビューなんかでも情報は本人まで伝わります。

幸い僕はそこまでひどいことは書かれていませんが、例えばamazonレビューなんかもおそらく本人は見てないだろうと思ってコメントを書き込んでいる人も多いと思いますが、ほとんどの販売者はコメントを読んでいると思います。実際僕も読んでいます。

単純に自分の販売している商品の評判って販売者なら誰しもが気になる部分です。なので、こういったコメントだってほとんどの販売者はチェックしていると思います。

で、僕が言いたいのは「ネット上で誰かを中傷してはいけない!」みたいなガッチガチのことを言いたいわけではありません。「ネット上で誰かを中傷するならそれが本人に伝わるものだと認識すること!」ということです。

どんな発言でもネットで誰かのことについて書くのであれば、それが本人に伝わるものだと思いながら書くようにしましょう。ここの想像力をもって発言をすることはとても大事です。

世界中の人が見ることができるわけですから、ネットでは陰口なんていうのは無いんです。

なので裏を返すと、誰かについてポジティブな内容の発言を繰り返せば、その発言も本人に届く可能性があり、その本人と思わぬ形で繋がれる可能性もあるわけです。どうせネットを使うなら僕はこっちの使い方をすべきだと思います。

2.ネットでの発言は完全な匿名ではないと認識する

インターネットは完全な匿名ではない

「自分はネットに顔も名前も出してないから何でも気軽に発言できる」と思っている人も非常に多い気がします。特に殺害予告をしてしまったり、犯罪に関することを気軽に書きこんでしまう人の多くは匿名性を利用して「自分がやったとわからないだろう」と思いながら行っているのではないでしょうか。

しかし、実際はネットでは例え匿名であろうがIPアドレス等から個人を特定することができます。

twitterで殺害予告をした人やデマを流した人はいずれも匿名ですが、それでもすぐに逮捕されるのは簡単に個人が割り出せるからです。プロバイダーにはそういった個人を特定できる情報がしっかりと残っているので、「匿名だから何やってもいい」と考えるのは非常に浅はかです。

つまり、「匿名だから」という考えのもとで発言するのではなく、あくまで「自分が特定されることを前提とした上で」発言をするべきです。そう考えると、ネット上の匿名だからといって何を言ってもいいとはならないはずです。

ネットで殺害予告をするような人も、実際に街で会った人に殺害予告をすることはほとんどないですよね。実際に街で会うというのは自分の顔が割れている状態、個人が特定できる状態なので、そこで殺害予告などの犯罪をにおわせることを「気軽に」やるような人はいないんです。

でもネットの匿名性を履き違えて、「自分の個人情報はどうせわからないだろう」と思いながらネットを使うと、面白半分で殺害予告などをしてしまう可能性が高くなります。

ネットに完全な匿名はなく「自分が特定されることを前提とした上で」発言をしていくことが必要です。

3.一度ネットに公開したことは一生消せない

ネットに公開した情報は消せない

気軽に発言ができるインターネットですが、その発言がひとたび拡散してしまえば、もはやネット上からその発言を消すことはほとんど不可能となります。例え大元となる自分の発言内容を消去した所で、色々なサイトで情報がコピーされているので、ほとんど意味がなくなります。

後は情報だけが独り歩きして、どんどん拡散されてしまうのです。

もちろん全てが全て拡散されるわけではないので、多くの人の目に留まる前に発言を消去をすればある程度の拡散は防ぐことはできます。が、それでも「最悪の場合は二度と公開したことは消せない」という認識をしっかり持っておくことは大切です。

これは写真も同様です。

一度ネット上に自分の写真などを公開したら、もうその写真はネット上から消せない可能性もあるということをしっかり認識すべきです。悪質な場合は、なりすましや詐欺サイトなんかで無断で一般の人の写真が使われている例などもあります。

写真を無断で使われる

なりすましの写真などに使われる可能性もある

そういったことが自分にも起こり得る可能性があることを理解してネット上に情報を公開し行かなければいけません。

4.自分の意に反する内容として拡散してしまう可能性がある

ネットで中傷を受ける

ネット上で自分が伝えたいことを100%全員に伝えるというのはほぼ不可能です。インターネットの世界ではひとつの情報を「受け取る側の解釈によって」様々な受け取り方をしてしまうのが普通です。

少し言葉足らずだったり、ちょっとした表現の間違いで、自分が意図していない内容で情報が拡散し炎上してしまうような事件もあります。

例えば、少し前にtwitter上でこんな事件がありました。

2012年、2013年とサッカーチームのヴァンフォーレ甲府のマスコットガールをしていたフリーアナウンサーの成田さやかさんがtwitterで以下の発言をしました。

「新宿駅にヴァンフォーレユニの人達がwwはくばく恥ずかしい。(笑)」

「はくばく」というのはヴァンフォーレのユニフォームに書かれたスポンサーのことです。

で、この発言をそのまま受け取ったヴァンフォーレのサポーターたちは「ヴァンフォーレ甲府をディスられた」と感じてしまったようです。それも以前ヴァンフォーレのマスコットガールをしていた女性に。

「主にスポーツ分野で仕事をしている女子アナがツイッターで甲府のユニをディスったようだ。しかも胸ユニのスポンサーをディスるという、暴挙」

確かにツイートの内容をそのまま素直に受け取ればディスっているように感じてしまうのが普通かもしれないですね。

しかし、このツイートって恐らく本来はヴァンフォーレ甲府をディスる意図ではなく、ヴァンフォーレに対する身内感や、それを新宿で見ることができた嬉しさやなつかしさみたいな感情でツイートしたのだと思います。以前マスコットガールまでやっていたチームを軽々しくディスるとは到底思えないですし……

が、やはり「はくばく恥ずかしい」という言葉だけでは当然その意図は伝わらないですし、「新宿駅ではくばくと書かれたユニフォームを着るなんてみっともない」という趣旨で受け取られてもおかしくないです。

要は言葉足らずだったばかりに「自分が意図していない内容で拡散されて炎上してしまった」のです。

結果的にはtwitter上で謝罪をしましたが、一部のサポーターからの批判は収まっていないようです。

この事件でもわかりますが、文字というのは恐ろしいですね。会って話せばしっかり意図が伝わるようなことでも、ネット上ではそうもいかずに公開された数文字だけを元に判断をされるわけですから。

だからこそ、ネット上に公開する発言というのはいつも以上に意図がしっかり伝わるように考えて発言をしなければいけないんです。言葉足らずになっていないか?意味がわかりづらいところはないか?など、ちゃんと考えてからネット上にアップしなければいけないですね。

そしてしっかり考え抜いてアップしたとしても恐らく伝えたいことの半分も伝わらないのが普通だと思います。自分の意図していない内容で発言が拡散されてしまうのをなるべく防ぐ為にも、そのくらいの感覚をもってネットでは発言していくことが大切です。

ネットに情報発信をするなら常に意識しよう

ということで、ネットで情報発信をするのであれば常にこの4つは意識しておくといいと思います。

  1. 自分が発信した情報は「本人まで届く可能性がある」ことを認識する
  2. ネットでの発言は完全な匿名ではないと認識する
  3. 一度ネットに公開したことは一生消せない
  4. 自分の意に反する内容として拡散してしまう可能性がある

これらを頭の片隅に入れながら情報発信をしていけば、大きな事故は未然に防げると思います。

ただ、実際問題この記事に辿り着くような人はそもそもネットリテラシーがある程度高かったりするんですよね。で、肝心のネットリテラシーが低い人ほどこういった記事には一切辿り着かないっていう……笑

そんなジレンマを抱えつつ、ひとまずはこれを読んで頂いた方だけでも何かしらのお役に立っていたら幸いです。

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