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世の中には同じことをやってもグングン成長していく人もいれば、一向に成長しない人もいます。特に仕事となると成長できるかできないかがそのまま自分の評価に繋がります。
「成長する人」と「成長しない人」には一体どのような違いがあるのでしょうか?今回はその決定的な3つの違いについてご紹介します。
まず仕事で成長する人と成長しない人の決定的な3つの違いをご紹介する前に、大前提として理解しておくべきことは「両者とも成長したいと思っている」という事実があることです。
例えば、全く興味も無くて特にやる気のない仕事をとりあえずやっているような人は当然仕事を覚えるのも遅いですし、向上心もないので成長スピードは遅くなるはずです。これはその仕事に対して「成長したいと思っていない」ので当然ですよね。
そうではなく、問題なのは「成長したい」と思っているにも関わらずなかなか成長できないという場合です。今の仕事でもっと成長したいと思っているにも関わらずなかなか伸び悩んでいる場合には今回紹介する決定的な3つの違いが成長する為のヒントになるはずです。
「今の仕事で成長していきたい」と思っている事が大前提となります。
1.「安定」に対する考え方
安定した仕事、安定した職業……
「安定」という言葉を聞くとどのような印象を持つでしょうか?多くの人はあまり悪いイメージはないと思いますし、むしろ安定することは良いことだと思うのが一般的ではないでしょうか。
しかし、安定というものは実はあなたの成長を止めてしまう恐れのある言葉でもあるのです。
安定とは、激しい変化がなく物事が落ち着いた状態にあること
言葉の意味としては上記のとおりで「激しい変化がなく物事が落ち着いた状態にあること」という意味です。つまり、安定というのは言い換えると「現状維持」なわけです。
しかし、成長をするということはそこには必ず「変化」が伴います。成長をするということは日々少しずつ自分自身が変化をしていくことでもあるのです。
- 昨日できなかったことができるようになる
- 昨日までの考え方が変わって新しい考え方が身につく
- 昨日気づかなかったことに気づけるようになる
成長をしていくということはこのように常に変化を繰り返していくということです。
しかしここで「安定したい」「現状維持でいい」という考えの元行動をしてしまうと、変化を恐れ、変化を嫌い、結果的に成長が止まってしまうのです。極端にいうと「安定したい」「現状維持でいい」と思った瞬間から衰退がはじまると思ってもいいくらいだと思います。
成長する為に必要な考え方は「安定したい」ではなく「日々変化したい」でなくてはいけないのです。
新しい部署に異動になるとか、新しい仕事を任されるとか、変化をすることって最初は凄く大変ですよね。変化を恐れる人はできるだけ慣れ親しんだ仕事場から離れたくないと考えると思います。でも、その変化に対して柔軟に考えることができる人こそがグングン成長していくわけです。
安定思考を捨て去って、変化を恐れないことが大きな成長に繋がります。
2.「完璧」に対する考え方
「完璧に仕事をする」
これも一見とても良い言葉ですし、良いイメージがありますよね。でも、実はこの完璧主義も成長を止めてしまう原因の一つになってしまうことがあります。
「完璧」というのは裏を返すと「それ以上がない状態」とも言えます。ある物事に対して自分が「完璧だ」と思っているともうそれ以上良くなることはなく、最悪の場合後はライバルに追い抜かれるのを待つだけの状態となってしまうのです。
つまり、仕事に対して自分が「完璧だ」と思うことはそれ以上の成長がなくなってしまうということでもあるのです。
- 「自分の営業スキルは完璧だ」
- 「自分の作業スピードは完璧だ」
- 「自分の接客力は完璧だ」
- 「自分の制作技術は完璧だ」
このように「完璧だ」と思ってしまうと、それ以上そのスキルを磨こうとしなくなってしまい、結果的にそれ以上成長しなくなってしまうのです。
そこで自分自身の成長を止めない為に大切になるのが「完璧など永久に訪れない」という考え方を持つことです。完璧にできたと思うようなことでも、更に改善できることはないか?さらに伸ばせる所はないか?さらに良くできる部分はないか?と常にその先を考えるようにするのです。自分の中で「完璧は永久に訪れない」と認識することが、大きな成長に繋がります。
成長する人はテストで100点をとってもそこで満足せず更に自分が伸ばせることはないかと完璧以上を目指すのに対して、成長しない人は一度テストで100点を取ると「もう完璧だ」と行動を止めてしまうのです。「完璧」という言葉に対する考え方一つでその後の成長に大きく影響してきます。
3.「失敗」に対する考え方
仕事で失敗したりすることって誰にでもありますよね。小さな失敗から大きな失敗までたくさんあると思います。
この失敗に対する考え方も自分自身を成長させる為にはとても大切な要素の一つとなります。
なかなか成長できない人は一つの失敗をすると、ずるずるとその失敗を引きずってしまい、次第にどんどん失敗を恐れるようになってしまいます。こうなると新しい物事へのチャレンジもどんどん恐くなり、結果的に失敗が恐いが為に何もチャレンジができなくなってしまうのです。そしてあらゆる物事にチャレンジをしなければ当然成長もしません。
つまり、失敗したことをずるずると悪い方向へ引きずってしまうと成長しにくくなってしまうということです。
これに対して成長し続ける人は極端な言い方をすると「失敗を失敗と思わない」という特徴があります。何かで失敗してもそれを悪い方向へずるずると引きずることはありません。これはただ単に失敗に対して無頓着なわけではなく、「失敗は成功の為に必要なもの」と割り切っているからこその考え方です。
失敗をしたことも次に活かす為の重要なピースの一つであることを理解していれば、失敗したって次に活かすことにすぐに頭が切り替わります。すると、失敗を恐れずにどんどん新しい物事にチャレンジしていくことができるのです。そういった姿勢なら当然グングン成長していきますよね。
蓄音機など数々の発明をしてきたトーマスエジソンがまさにこの心理をついた名言を残しています。
「私は失敗したことがない。ただ、1万通りのうまく行かない方法を見つけただけだ。」
-トーマス・エジソン-
1万回にも及ぶ実験は全て失敗ではなく、成功する為の方法を見つけただけと言うわけです。
もしエジソンが1回目の実験による失敗をずるずると引きずってなかなか2回目の実験にチャレンジできなかったらどうでしょうか?当然成長はないですし、成功も当然ないわけです。
失敗ではなく「上手くいかない方法を見つけた」という考え方が成長する為にはとても大切なのかもしれません。
この3つの考え方の違いこそが成長する人と成長しない人を分けてしまう要因となってしまうことがあります。
- 「安定」に対する考え方の違い
- 「完璧」に対する考え方の違い
- 「失敗」に対する考え方の違い
これからの人生、更に成長していく為にもできるだけ成長しやすい考え方をモノにしておきたい所ですね。