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今の世の中には本当にたくさんの仕事が存在しますよね。そして幸いなことに日本には憲法によって「職業選択の自由」まで定められています。つまり誰がどんな職業につこうが基本的には自由なわけです。
にも関わらず、「今の仕事がつまらない」と感じている人ってかなり多いように感じます。あるアンケート結果によるとサラリーマンのおよそ85%は今の仕事がつまらないと回答したそうです。
2052人のサラリーマンに「今の仕事をつまらないと感じるか?」と聞いたところ、85%が「YES」と回答。もはや国民病といっても過言ではないほどのこじらせ具合なのだ。
職業を自由に選択でき、更に自分自身で今の仕事を選択しているにも関わらず「仕事がつまらない」と感じる人は85%もいるわけです。
自分で選んだ仕事なのに、なぜこんなことが起きてしまうのでしょうか?
その理由を探る前に、残りの15%の「仕事が楽しい」と感じている人達はなぜ仕事を楽しいと感じるのでしょうか?
仕事を楽しいと感じているということは……
- 今やっていることにやりがいを感じている
- 金銭的にモチベーションが得られている
- 将来の夢や目標に繋がるようなことをしている
- 単純にやっていることが楽しい
といったようなことがあげられると思います。今の仕事がこれらのどれかに当てはまっていればおそらく仕事を楽しいと感じられているはずです。
つまり、この逆の理由こそが仕事がつまらない原因になってしまっている場合が多いということです。
- 今やっていることにやりがいを感じない
- 金銭的にモチベーションが得られない(給料が低い)
- 将来に繋がるようなことができていない
- 単純にやっていることがつまらない
これらのどれかに当てはまっている場合は仕事がつまらないと感じてしまうはずです。そして85%のサラリーマンはどれかしらの感情を持ちながら仕事をしているということになるわけです。
職業は自由に選べるはずなのに、なぜ多くの人達は自らつまらないと感じる仕事をしてしまうのでしょうか?
そこには「大きなマインドブロック」があるのではないかと思います。
世の中の85%のサラリーマンがつまらないと感じる仕事を自ら選んでしまう理由
世の中の85%サラリーマンはつまらないと感じる仕事を自ら選んでしまいます。その理由として4つの大きなマインドブロックが存在するのではないかと思います。
1.「仕事は真面目な会社でやらなければいけない」という思い込み
なぜか昔から自然と「仕事というものは真面目な会社でやるもの」っていうイメージないですか?このイメージによって多くの人は本当にやりたかったことからあえて遠ざかっているような気がするんですよね。
例えば、学校では絵や漫画が大好きだった生徒、誰よりも音楽に詳しくて音楽が大好きだった生徒、ゲームで日本一になるくらいゲーム好きな生徒、こういった生徒達がいきなり縁もゆかりもないようなよくわからない保険の営業をする会社に就職していたりすることって結構ありますよね。そして今まで興味もなかったことをいきなりやったらそりゃあつまらないと感じてしまうはずです。
これって多分「仕事はそういった真面目な会社に就職してやるものだ」っていうイメージで何となく選んでるんじゃないでしょうか。あとは「何となくそっちの方が安定しそう」とか「福利厚生がいい」とか本質とかけ離れたことばかりを気にしていたりすることもありそうですが……
今の時代は漫画でも音楽でもゲームでも立派なエンターテイメントコンテンツとしてビジネスが成り立っています。要するに自分が好きなものは今の時代は当たり前のようにビジネスになるわけです。
で、個人的には自分が楽しいと感じる仕事を選ぶコツとしては「遊び感覚でできるもの」を選ぶべきだと思ってます。
遊びの延長にビジネスがきている人にとっては、もはや仕事という感覚すらなくなります。ひたすらゲームが好きだからゲームの攻略サイトを作って立ち上げたり、漫画が好きだからひたすらたくさん漫画を読んで全ての漫画の評価やレビューをしてみたり、要するに好きなものの延長上にビジネスがくればいいんです。
ビジネスで成功している人達の中には「ビジネスはお金を増やすRPGゲームをやっているみたいで楽しい」みたいなことを言う人がいます。こういった感覚の人はもはやゲーム感覚で楽しみながら仕事をやっているわけです。
仕事を楽しむためには「真面目な会社でやらなければいけない」というマインドブロックを捨てて、いっそ「遊び感覚」でできるような仕事を選ぶことが大切じゃないでしょうか。
2.自分の好きなことを仕事にできないという思い込み
「自分の好きなことや楽しいと感じることはあるけど、それを仕事にするのはどうせ無理だろう」と最初から諦めてしまう人も多いのではないでしょうか。
もちろん、「プロ野球選手になりたい」とか「人気漫画家になりたい」みたいなことを実現できるのは本当に一握りの人間だけなのは間違いありません。なので、「野球は好きだけどそれを仕事にするのは無理だろう」と思ってしまうのも理解できます。
必ずしも第一希望の職業につけるわけではないのはその通りですが、しかし「なるべく自分が好きなことを仕事にする」っていうことは意外と難しくないような気がします。
野球の次に好きなものとか、好きな野球に関連したこととか、何しろ「自分の好きなことベースで」仕事を考えることが大切です。意外と好きなことに関連した仕事というのはたくさんあるはずです。
3.目的が「目先のお金の為だけ」になってしまっている
仕事をする理由は当然ですがお金を稼ぐためです。お金を稼ぐことが目的になることは自然ですし、それが悪いわけではありません。
しかし、「目先のお金の為だけ」になってしまうと少し意味合いが変わってきます。
仕事を選ぶうえで「とりあえず20万円稼げればいい」という理由だけで仕事を選んでしまうと、やはり仕事自体にやりがいや楽しさを感じづらくなってしまいます。もちろん将来設計をした上で「今は何んでもいいからお金を貯める時期だ」と割り切ってやるなら話は別です。というか、そういった割り切りができている人はその仕事も高いモチベーションでこなせているはずです。
問題なのはそういった将来設計をせずにただ何も考えずに目先のお金の為だけに仕事を選択する場合です。お金が目的なのは悪いことではありませんが、「目先のお金だけ」が目的になるようでは到底仕事は楽しく思えないはずです。
4.お金は「会社から自動的に貰えるものだ」と勘違いしている
会社で働けば毎月自分の口座に給料が自動的に振り込まれます。これが当たり前だと思っているうちは「サラリーマン思考」を抜け出すことはできません。
必ず理解すべきことは「お金は会社が払ってくれるものではなく、その会社のお客さんが払ってくれるもの」ということです。ここを理解することがもの凄く重要です。
仮にお客さんが自分の会社のサービスを購入してくれなければ会社にお金は一切入ってきません。そうなると、当然給料なんて払えないわけです。そうなれば人員削減となり最終的には会社が倒産してしまうことだってあります。
お客さんのことを第一優先で考えることができると、「どうすればお客さんをもっと喜ばすことができるか」「どうすればもっと高い価値を提供できるか」といった思考に切り替わるはずです。この発想ができる人はもはやその会社の社長と目線は変わりません。そしてこの考えがあると仕事もどんどん楽しくなっていくはずです。
しかし一般的なサラリーマン思考の人はそんなことは微塵も考えずにひたすら「上司に言われたことだけやろう」「仕事が増えないようにしよう」みたいなことばかりを考えます。この発想では到底仕事は楽しいと感じることはないはずです。
お客さんに喜んでもらえた分だけお金になり、お客さんに価値を与えた分だけお金になるのです。上司のご機嫌取りをするからお金になるわけではありません。
ディズニーランドのキャスト達って何となく楽しそうじゃないですか?あれって仕事とはいえお客さんを喜ばそうっていう気持ちがあるからだと思うんです。どんな仕事でも「お客さんを喜ばせたい」っていう気持ちを持つことが楽しさに繋がるような気がします。
まとめ
もし今の仕事がつまらないと感じている場合はここで紹介したどれかしらのマインドブロックがある可能性があります。
- 「仕事は真面目な会社でやらなければいけない」という思い込み
- 自分の好きなことを仕事にできないという思い込み
- 目的が「目先のお金の為だけ」になってしまっている
- お金は会社から自動的に貰えるものだと勘違いしている
もしどれかしらに当てはまる場合は、そのマインドブロックを払拭していくことで仕事を楽しいものに変えらるはずです。
人生において仕事の時間は大半を占めます。その大半の時間が「苦痛」では何のための人生なのかわからなくなってしまいますよね。一度の人生ですから仕事も楽しいと思えるようなことをすべきだと思います。これは決して理想論なんかじゃなく、誰しもが必ず楽しいと思えるような仕事を見つけられるはずです。
一度の人生、妥協せずに楽しい仕事をしていきたいですね。