タオルのオキシ漬けでよくある6つの失敗とは?正しいやり方と注意点

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タオルを清潔に保つための方法として「オキシ漬け」を行う人も多いと思います。

しかし、正しい方法でオキシ漬けを行わないと、タオルにダメージを与えてしまったり、逆に臭いが強くなってしまうこともあります。

そこで、この記事では、タオルのオキシ漬けとは何か、よくあるオキシ漬けの失敗例とみんなの体験談、オキシ漬けで失敗しない為の正しいやり方と注意点について詳しく解説していきます。正しいケアで、いつも清潔でフレッシュなタオルを手元に保ちましょう。

オキシ漬けとは?

オキシ漬けとは「オキシクリーン(OxiClean)」という酸素の力で汚れを落とす酸素系漂白剤を使用して漬け置き洗いすることです。

酸素系漂白剤を使用して、衣類やタオルなどの布製品を浸けることで、汚れや臭いを取り除く洗浄方法で、この方法は家庭で手軽に実施できる上、強力な洗浄効果が期待できるため、多くの人々に支持されています。

オキシ漬けのメカニズム
酸素系漂白剤は、水と反応することで活性酸素を発生させます。この活性酸素が、タオルや衣類に付着した有機物の汚れや、黄ばみの原因となる物質を分解し、除去する役割を果たします。また、活性酸素は臭いの原因となる細菌やカビを除菌する効果も持っているため、生乾きの臭いなどの問題も解消できます。

タオルのオキシ漬けでよくある6つの失敗

タオルのオキシ漬けでよくある6つの失敗

オキシ漬けは、多くの家庭で愛用されている洗浄方法ですが、正しい知識や手順を持たずに行うと、予期しない失敗に繋がることがあります。以下は、よくあるオキシ漬けの失敗例です。

1.タオルが色落ちする

カラータオルの場合は漬け置きすると色落ちをする場合があります。特に新しく購入したばかりのタオルや色物の衣類は色落ちしやすいため、オキシ漬けを行う前に色落ちテストをすることが推奨されます。

2.タオルが硬くなる

オキシ漬け後に十分にすすぎを行わないことで、タオルが硬くなってしまうことがあります。酸素系漂白剤の残留は、タオルの柔軟性を失わせる原因となるため、すすぎはしっかりと行う必要があります。

3.臭いが強くなる

タオルの生乾きの臭いを取り除くためにオキシ漬けを試みたのに、逆に臭いが強くなってしまうことがあります。これは、オキシ漬けの時間を必要以上に長くしすぎたり、使用する酸素系漂白剤の量を多くしすぎると、タオルに残留した漂白剤が臭いの原因となることがあります。

4.タオルの繊維が傷む

オキシ漬けを頻繁に行いすぎると、タオルの繊維が傷んでしまうことがあります。特に高温のお湯でのオキシ漬けは、繊維にダメージを与えるリスクが高まります。使用頻度は最低でも1週間に1回程度にしましょう。

5.洗濯槽などの汚れがタオルにつく

オキシ漬けを洗濯槽などで行う場合、洗濯槽自体の汚れも落ちることがあり、その汚れがタオルなどについて逆にタオルが汚れてしまうことがあります。オキシ漬けを行う際には、まずはオキシ漬けを行う容器自体が清潔であることを確認してから行うようにしましょう。

6.生地が黄ばむ

特殊な染め方をしているデニムなどはオキシ漬けを行うことで黄ばんでしまうこともあります。特殊な素材のタオルや衣類をオキシ漬けする際には、まずは色落ちテストをすることが推奨されます。

オキシ漬けみんなの失敗談

https://twitter.com/rollontakeda39/status/1695670885351632994
https://twitter.com/24k_yrn/status/1277045592590397441
https://twitter.com/ssn863/status/1497830466841288706
https://twitter.com/aaa_nyanyan/status/1590536679299108866

タオルのオキシ漬けで失敗しない為の正しいやり方と注意点

上記のような失敗をしない為にも正しいオキシ漬けのやり方を紹介します。

オキシ漬けをする前の注意点
・オキシクリーンを素手で触ると肌荒れを起こす可能性があるので必ずゴム手袋を着用しましょう。
・アルカリ性に弱いシルクやウール素材だと生地を傷めてしまう可能性があるのでおすすめしません。
・オキシ漬けの際、アルミ製品や金属製品との接触は避けるようにしてください。これらの材質は酸素系漂白剤と反応して変色や傷みの原因となることがあります。
・血液汚れの場合はあらかじめ水で汚れを洗うようにしましょう。

お湯にオキシクリーンを溶かす

40℃~60℃のお湯にオキシクリーンを入れてしっかりと溶かします。お湯の温度が低すぎると溶けが悪くなり、お湯の温度が高すぎると化学反応の効果も早まってしまいます。必ず40℃~60℃のお湯を使用しましょう。

オキシクリーンの量はお湯4Lに対して25g~30gを目安にすると良いでしょう。適量でないと十分な効果が得られません。

洗面器、バケツ、浴槽、洗濯槽などを使用する際はまずはお湯を入れる場所が清潔であることを確認しましょう。浴槽や洗濯槽が汚いとその汚れがタオルや衣類についてしまいます。

タオルや衣類などを漬けおく

20分程度を目安にタオルや衣類などを漬けおきます。また、漬けおきは長くても最大6時間までにしましょう。6時間以上の漬けおきは逆に臭いがついてしまったり、繊維が傷つく原因となります。

タオルや衣類がなるべく重ならないようにしっかり伸ばして入れましょう。またお湯の量に対してタオルや衣類が多すぎるのも失敗の原因となります。

タオルや衣類などが浮いてきてしまう場合は重しなどを使用するのもOKです。

流水ですすぎ、洗濯をする

流水ですすぎ、軽く絞ってから通常通り洗濯をします。酸素系漂白剤が残留してしまうとタオルや衣類の柔軟性を失わせる原因となるため、すすぎや洗濯はしっかり行う必要があります。

Q&A

オキシ漬けとは何ですか?
「オキシクリーン(OxiClean)」という酸素の力で汚れを落とす酸素系漂白剤を使用して漬け置き洗いすることです。
オキシクリーンはどこで買えますか?
全国のホームセンターや薬局などで買うことができます。Amazonなどのネット通販でも買うことができます。
オキシ漬けのよくある失敗例は?
オキシ漬けの失敗例としては、タオルの色落ち、タオルが硬くなる、臭いが強くなる、タオルの繊維が傷む、洗濯槽などの汚れがタオルにつく、黄ばむなどが挙げられます。
オキシ漬けの際の注意点は何ですか?
オキシクリーンを素手で触ると肌荒れを起こす可能性があるので必ずゴム手袋を着用しましょう。作業をする際は、アルミ製品や金属製品は変色の恐れがある為接触は避けるようにしてください。また、アルカリ性に弱いシルクやウール素材だと生地を傷めてしまう可能性があるのでおすすめしません。
オキシ漬けを行う際の正しい手順は?
「1.お湯にオキシクリーンを適量溶かす」「2.タオルなどの衣類を漬けおく」「3.流水ですすぎ、洗濯をする」
の手順で行いましょう。
新しいタオルをオキシ漬けする際の注意点は?
新しいタオルや色物の衣類は色落ちしやすいため、オキシ漬けを行う前に色落ちテストをすることが推奨されます。
オキシ漬け後、タオルが硬くなる原因は何ですか?
タオルが硬くなる主な原因は、オキシ漬け後に十分にすすぎを行わなかったため、酸素系漂白剤の残留が原因となります。
オキシ漬けを頻繁に行うとどのようなデメリットがありますか?
オキシ漬けを頻繁に行うと、タオルの繊維が傷むリスクが高まります。特に高温のお湯でのオキシ漬けは、繊維にダメージを与える可能性があります。オキシ漬けは最低でも週に1回程度が目安となります。

まとめ

タオルのオキシ漬けは、家庭で手軽に実施できる効果的な洗浄方法として多くの人々に利用されています。正しい手順と注意点を守ることで、タオルや衣類を清潔に保ち、長持ちさせることができます。

しかし、適切な方法で行わないと、予期しない失敗やダメージを引き起こすリスクもあります。

この記事を通じて、オキシ漬けの基本的な知識や手順、そして失敗を避けるためのポイントについて理解を深めることができたことを願っています。日常の洗濯にオキシ漬けを取り入れる際は、今回の内容を参考に、安全かつ効果的なケアを心がけましょう。