「ブログ記事の書き方がいまいちよくわからない」
こんなお悩みを抱えてはいませんか?
ブログ記事をより書きやすくする為には、ベースとなる文章構成を自分の中で確立させておくことがとても有効です。
せっかく頑張ってブログ記事を書いても「そもそも読み進めにくい文章構成」では、なかなか読者には記事を読み進めてもらえません。
多くの人に読まれるブログ記事にする為には「読み進めやすい文章構成」を理解して記事を書いていくことが必要です。
ここでは「読まれるブログ記事にする為の文章構成の基本」についてお話していきます。
文章の書き方のコツやテクニック自体については『ブログの質が圧倒的に上がる記事の書き方のコツ・テクニック10選』も参考にしてみて下さい。
[wc_box color=”secondary” text_align=”left”][wc_fa icon=”info-circle” margin_left=”” margin_right=””][/wc_fa] おすすめ記事
読みやすい記事にする為の文章構成(アウトライン)
まずは基本となる文章構成について理解しておきましょう。
以下のような文章構成にしていくと自然と読み進めやすい記事にすることができます。

このように、読みやすいブログ記事は大きく分けて4つの構成からできていることが多いです。
- 記事タイトル
- 書き出し
- 本文
- 結論・まとめ
どのようにブログ記事を書いていったらいいのかわからないという方は、まずはこの4つの文章構成を意識してみましょう。
このパターンに当てはめるだけでも自然と読みやすい記事にしていくことができます。
それでは各項目の書き方を一つずつ詳しく解説していきます。
1.「記事タイトル」の付け方

ブログ記事を書く上で重要になるのが「記事タイトル」です。
そもそも中身を読みたくなるような記事タイトルでなければ、いくら記事の内容が良くても記事は読んでもらえません。
魅力的で適切な記事タイトルをつけることは、記事を読んでもらうための最初のステップとなるのです。
それではどのように記事タイトルをつけていけばいいのかを解説していきます。
狙ったキーワードを入れること
記事のタイトルには必ず狙ったキーワードを含ませるようにしましょう。
ただし、狙ったキーワードは必ずそれなりの検索ボリュームがあるものにする必要があります。
誰も検索すらしないようなキーワードを使って記事タイトルをつけてしまうと、誰も記事に辿り着くことはありません。
例えば、この記事のタイトルは「読まれるブログ文章の書き方~文章構成の基本~」というタイトルですが、「ブログ」「文章の書き方」といったキーワードが狙ったキーワードとなります。
「文章の書き方」というキーワードは月間平均検索ボリュームが5400ほどあるのでそれなりに検索されるキーワードです。
もし仮に「文章の書き方」というキーワードの月間平均検索ボリュームが10しかなかったらこのキーワードはボツとなりタイトルに含ませることはありません。
このように、タイトルに含ませるキーワードは必ず検索ボリュームと照らし合わせながら決定していくようにしましょう。
狙ったキーワードは必ず月間でどの程度検索ボリュームがあるのかを調べておきましょう。
詳しいキーワードの選定方法については『ブログ記事を検索上位に表示させる超実践的キーワード選定方法』で詳しく解説していますので参考にしてみて下さい。
ベネフィットが伝わること
記事タイトルを読んだだけで読者にベネフィットが伝わるようすることで、より魅力的な記事タイトルにすることができます。
ベネフィットを上手く伝えることができれば……
「この記事を読めば自分の知りたいことが知れそう」
「この記事を読めば自分にプラスになりそう」
「この記事を読めば役に立ちそう」
と読者に思ってもらうことができます。
読者にこのように思ってもらえれば、読者は既に記事の中身が気になって読み進めたくて仕方ない状態になっています。
記事をより積極的に読み進めて貰う為にも、記事のタイトルで明確に読者に対してのベネフィットを伝えてあげることが大切です。
記事の内容と合っていること
記事のタイトルと記事の内容は必ず合っていなければいけません。
ものすごく当たり前のことなのですが、これが意外と難しいですし、できていない記事は多いです。
というか、個人的にはここをしっかり徹底することが一番難しいと思っています。
例えば、あなたが何かのキーワードで検索をしたとします。
すると何となくあなたが求めていたことが知れそうな記事タイトルに目がとまり、その記事タイトルをクリックします。
しかし記事を読み進めてもあなたが求めていた情報をピンポイントで知ることができず、また別の記事を探しに行くことって結構あると思います。
実はこういったことが起こる原因の一つは「記事のタイトルと内容が合っていなかった」という場合が多いです。
[wc_box color=”inverse” text_align=”left”] [wc_fa icon=”pencil” margin_left=”” margin_right=””][/wc_fa] 例「肩こりを改善する為にやるべきこと」という記事タイトルがあったとして、実際にその記事を読んでみると記事の半分が「肩こりになってしまう原因」について書かれていたとします。
これも、正確に言うと記事のタイトルと内容が合っていません。
記事の半分も肩こりになってしまう原因を書いているのであれば、記事タイトルは「肩こりになってしまう原因と改善方法」などになっていなければいけないのです。
潜在的ニーズはあるかもしれませんが、基本的には「肩こりを改善する為にやるべきこと」というタイトルの記事を読みに来た読者は肩こりの原因が知りたいのではなく、肩こりを改善する方法が知りたいのです。
[/wc_box]28文字以内を目安にすること
記事タイトルの文字数は28文字以内を目安にしましょう。
というのも、検索結果に表示される記事タイトルの文字数には限界があり、その文字数を超えると記事タイトルが省略されてしまうからです。

記事タイトルが省略されてしまうと、本来タイトルで伝えたかったことが100%伝えられずクリックされづらくなってしまいます。
この省略される文字数の目安が28文字となる為、記事タイトルはなるべく28文字以内に収めるのがベターです。
魅力的な記事タイトルをつけるコツ
記事のタイトルをつける時は、まずは「仮タイトル」をつけるようにしましょう。
その仮タイトルに沿った記事を書いてみると、内容が本来書きたかったこととずれていくことがあります。
記事タイトルと内容にずれを生じさせないように、仮タイトルを記事の内容にピッタリ合ったものに微調整していきます。
最終的に記事ができあがってから、仮タイトルを微調整することで、タイトルと記事の内容をよりリンクさせることができるのです。
更に魅力的な記事タイトルをつけるコツについては以下の記事でも詳しく紹介していますので是非読んでみて下さい。
2.「書き出し」の書き方

書き出し部分は、これから記事本文を読み進めてもらうためにとても重要な役割を果たします。
ここで的外れなことを書いてしまうと、そのあとに控えている本文を呼んでくれなくなってしまうなんていうこともあります。
そうならない為にも、書き出し部分はしっかりと読者の興味を引くような書き方をしていく必要があります。
それでは、書き出し部分の書き方のポイントを解説していきます。
誰に向けて書いた記事なのかを明確にすること
記事の書き出し部分で重要になるのは「その記事は誰に向けて書いた記事なのか?」を明確にして、そのターゲットとなるペルソナが思わず反応してしまうような書き出しにしていくことです。
[wc_box color=”inverse” text_align=”left”] [wc_fa icon=”hand-o-up” margin_left=”” margin_right=””][/wc_fa] マーケティング用語で言うペルソナとは「ターゲットとなる人格」のことを意味します。ペルソナについて更に詳しいことは『ペルソナマーケティング手法とは?ペルソナの作り方』を参考にしてみて下さい。
[/wc_box]例えば「肩こりを改善する為にやるべきこと」という記事を書いたとします。
この記事のターゲットとなるペルソナは「肩こりに悩んでいて肩こりを改善したいと考えている人物」です。
にも関わらず、書き出し部分で「先日、近所の料亭に行ってきたのですが、ここがなかなか美味しかったんですよ…」なんて書いてあったらどうでしょうか?
これでは「肩こりを改善したい」というニーズをもったペルソナには響かず、続きを読み進めてくれなくなってしまうのです。
読者の多くは記事タイトルや書き出しをざっと呼んで、およそ3秒ほどでその記事を読むかどうかを判断すると言われています。
読者にとって情報の選択肢は無数にあり、自分に関係のなさそうな記事をわざわざ読み進める必要はないのです。
それほどシビアで重要な書き出し部分で、漫談のつかみの様な小話は必要ありません。
単刀直入にターゲットとなるペルソナがいかに反応してくれるか?を考えた書き出しにしていく必要があります。
共感させる
ターゲットとなるペルソナを明確にしたら、そのペルソナに「共感」を得てもらうことが大切です。
共感してもらうことができれば、自然とその続きも読み進めてくれやすくなります。
ペルソナに共感してもらう為には様々な方法があります。
問題提起をする
例えば「肩こりを改善したい」と考えているペルソナに向けての記事であれば、そのペルソナはどのような問題を抱えていると想像できるでしょうか?
このペルソナが思わず共感してしまうような問題提起ができれば、かなりの確率で記事の続きを読み進めてくれるようになるはずです。
「肩こりがひどくて頭痛がするなんていうことはありませんか?」
「肩こりによって寝付きが悪くなることはありませんか?」
「1日5分でできる簡単なエクササイズで肩こりを改善できたらいいと思いませんか?」
といったように、ペルソナが思わず共感してしまうような問題提起をしてあげるのも効果的です。
実体験を織り交ぜる
共感してもらう為には時に実体験を織り交ぜることも効果的です。
「僕自身、以前は肩こりに悩まされ続けていて、ひどい時には頭痛までするようになっていました…」
「僕自身、以前は肩こりがひどくてなかなかぐっすり寝付けない日々が続いていました…」
といったように、実体験や自分の考えを織り交ぜることも共感を生む為には効果的です。
問題の解決策やベネフィットを伝える
ペルソナが思わず反応してしまうような問題提起などができたら、あとはその問題の解決策を提示してあげたり、本文を読むことによって得られるベネフィットを伝えてあげましょう。
そうすることで、問題提起に共感してくれたペルソナは、その問題を解決する為に本文を読み進めてくれるようになります。
「ここで紹介する自宅にいながら1日5分でできる簡単なエクササイズを実践すれば肩こりを改善することができます」
「ここで紹介する方法を実践すれば、肩こりはみるみる改善されていきます」
といったように、ペルソナが「この記事を読めば自分が抱えている悩みや問題を解決できそうだ」と思ってもらえるような解決策を提示してあげることが大切です。
また、更に説得力を持たす為には「解決策となる根拠」をしっかり説明してあげるのも有効です。
「ここで紹介する方法を実践した人の約9割はその後肩こりが大幅に改善されたというデータがあります」
などと、その方法を実践したことで問題が解決した人達がたくさんいるという根拠を示してあげると更に強力な書き出しにすることができます。
強力な書き出しにする為の4ステップ
まとめると、
- まずは誰に向けて書いた記事なのかペルソナを明確にする
- そのペルソナが思わず共感してしまうような問題提起をする
- その問題の解決策を提示してあげる(ベネフィットを伝える)
- 解決策が有効である根拠を提示してあげる
これらを満たすことができれば、かなり強力な書き出しにすることができます。
これらの内容がターゲットとするペルソナにドンピシャで当たれば、高い確率で記事本文も読み進めてくれるはずです。
3.「本文」の書き方

書き出し部分で問題提起をし、その問題に対する解決策を本文で紹介していくと提示しているわけですから、本文ではその解決策を具体的にわかりやすく書いてあげなければいけません。
その問題を解決したいと思っている読者が、本文を読んで100%満足してくれるような記事を妥協せずに書いていくことが大切です。
本文では問題の解決策となるトピックをいくつかピックアップし、それらについて詳しく書いていけばOKです。
では実際にやってみましょう。
記事タイトル | 肩こりを改善する為に自宅でやるべきこと |
書き出し |
肩こりがひどくて頭痛がするなんていうことはありませんか? |
仮にこのような記事タイトルと書き出しだった場合、本文では「肩こりを解消する為にやるべきこと」を書いていく必要があります。
例えば以下のような項目がピックアップされます。
- ストレッチで改善する
- 姿勢を正して改善する
- 筋トレで改善をする
- 血行を良くして改善する
これらのトピックが以下のように「中見出し」となります。
本文 |
1.ストレッチで改善する方法 2.姿勢を正して改善する方法 3.筋トレで改善をする方法 4.血行を良くして改善する方法 |
後はそれぞれのトピックについて更に詳しく解説していってあげればOKです。
本文を書く際はこのように必ず「見出し」を活用してポイントをわかりやすくしてあげましょう。
見出しを効果的に使うことでより内容がわかりやすく、そして読み進めやすくなります。
以下は見出しのある文章と無い文章の比較です。

誰が見ても見出しのある文章の方が読み進めやすいですよね。
文字数の多い記事を少しでも読み進めやすくする為にも、見出しは大変重要な役割を果たします。
[wc_box color=”inverse” text_align=”left”][wc_fa icon=”hand-o-up” margin_left=”” margin_right=””][/wc_fa] ポイント
見出しをつける際は必ず<h1>~<h6>タグを使うようにしましょう。
見出しタグを使うことで文章構造をクローラーに読み取らせやすく、SEO対策にも繋がります。
[/wc_box]4.結論・まとめの書き方

最後にまとめとしてこの記事で最も伝えたかったことをもう一度強調して伝えることで、記事で伝えたかったことがより明確になります。
繰り返し表現をすることで「この記事はこういったことが言いたかったんだ」と、読者の理解度が大幅に高まるのです。
もし仮に記事の中で多少方向性がずれたとしても、このまとめによってぐっと本筋に引き戻すことができ、記事に一貫性が生れます。
では、まとめを書く際のポイントについて解説していきます。
問題の解決策となる内容について再度伝える
書き出しにてどんな問題提起をし、どんな解決策を示しているのかをもう一度再確認し、その解決策にあたる内容を再度完結に伝えてあげるとより一層理解が深まります。
「肩こりを改善する方法について解説していく」という書き出しなのであれば、「肩こりを改善する方法」をもう一度まとめとして伝えてあげましょう。
記事タイトルのアンサーとなることを書く
記事タイトルのアンサーとなるようなことを書くのも理解を深めてもらう為には効果的です。
「肩こりを改善する為に自宅でやるべきこと」という記事タイトルだった場合、そのタイトルの答えとなることを完結にまとめて書いてあげます。
まとめ
読まれるブログ記事の文章構成は大きく分けて4つです。
- 記事タイトル
- 書き出し
- 本文
- 結論・まとめ
この文章構成に当てはめて書いていけば、ほぼ間違いはありません。
もちろん「必ずこの方法で書け」というわけではないですし、全てのブログ記事に当てはまる書き方というわけではありませんが、それでも「基本構造として」理解しておくことは大切です。
あまりブログを書くことに慣れていない初心者の方が何も意識せず、ただ闇雲に何も考えずに書き進めてしまうと内容がゴチャゴチャとしてしまいがちです。
手当たり次第思いついたこと、書きたいことを書いていけば当然道はどんどんそれていってしまい、結果的に何が言いたかったのかがわらなくなってしまうのです。
相当な文章力があればそれでも魅力的な文章になることはありますが、「まだ自分にはそこまでの文章力はない」というのであればまずは素直にこの文章構成にしておくのがお勧めです。
あまりブログを書き慣れていない方は、是非ここで紹介した文章構成でブログ記事を書いてみて下さい。
誰が見ても伝わりやすい記事になること間違いなしです。
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