テレビ番組に学ぶ!続きを読ませる4つのコピーライティング術

ブログ運営者やコンテンツ制作者が必ず理解しておくべきインターネット利用ユーザーが大前提として持っている考え方があります。

それが、インターネット利用ユーザーは基本的に全員が「読まない」「信じない」「行動しない」というものです。

ユーザーはブログやサイトなどの記事を一字一句逃さずに読み進めるということはほぼありません。

大体のユーザーは記事は飛ばし読みをしたり、サラッと読んだりするのが普通です。

また、インターネット上の情報を全て簡単に信用することもありませんし、当然ながら促されたとおりに行動を起こすこともありません。

基本的には全てのユーザーは読まないし、信じないし、行動しないのです。

それを大前提とした上で、「いかに読んでもらうか」「いかに信じてもらうか」「いかに行動してもらうか」ということを考えてあらゆる工夫をしていくことが、ブログ運営者やコンテンツ制作者には求められるのです。

そんな中でも今回は「いかに読んでもらうか」ということに的を絞って、続きを読んでもらう為の4つのライティングテクニックを紹介します。

テレビ番組に学ぶ!視聴者を離脱させない4つのテクニックとは?

「いかに続きを見てもらうか」ということに関して言うと、テレビ番組を編集している人達は相当なプロフェッショナルです。

なぜならテレビは視聴率が全てであり、いかに視聴者を離脱させずに見続けてもらうかということが大きな課題だからです。

常にこの課題を考えて番組が作られているので、いたるところに視聴者を離脱させない為のテクニックが散りばめられています。

このテクニックは何もテレビだけに有効なわけではなく、ブログ運営やWEBコンテンツの制作時にも応用することができます。

テレビ番組で使用されている視聴者を離脱させないテクニックをあなたのブログ運営にも必ず役立てることができるはずです。

では、一体どのようなテクニックが使われているのでしょうか?

一つずつ紹介していきます。

1.「気になってしょうがない状態」にさせる

1.「気になってしょうがない状態」にさせる

テレビではCMに入る前に「60秒後、衝撃の展開が!」みたいな演出をすることがあります。

これは、多くの視聴者が「続きを見させる為の演出だ」と理解はしているものの、結果的には「衝撃の展開が気になってしまう」為、続きを見てしまうのです。

ありきたりとも言える手法かもしれませんが、視聴者を少しでも「気になってしょうがない状態」にしてしまえば演出だとわかっていても見たくなるものなのです。

視聴者は一度気になりだすと、もやもやして続きを見ずにはいられなくなります。

つまり、コピーライティングにおいても続きを読んでもらう為には「読者が気になってしょうがないこと」を最初に伝えることが有効です。

例えば「ブログのアクセスが3倍に増えたのはこれこれこういった仕組みをしたからであって・・・」といった書き方を単調にするのではなく、「ブログのアクセスが3倍に増えた、たった5分でできる「ある簡単な仕組み」とは?」というように読者が気になるようなキャッチで引き付けてから本題へ入ることで、仕組みが気になる読者は本題を読み進めてくれるのです。

他にも「iPhoneのsiriに「歌って」と10回言い続けた結果・・・」といったキャッチから本題に入れば、その結果が気になる読者は続きを読み進めてくれます。

いずれにせよ、「読者が気になってしょうがないこと」をキャッチとして伝えてあげることで続きを読んでもらえる可能性は大きく向上するのです。

2.「答えを知りたい状態」にさせる

2.「答えを知りたい状態」にさせる

テレビでクイズ番組の視聴率がある程度いいのはもちろん様々な要素がありますが、その中の一つは視聴者に「答えを知りたい」という感情が働いていることによって離脱率が低くなっていることが挙げられます。

ほとんどの視聴者はクイズ番組を見て、クイズに対して一緒に考え、その問題の答えを見るまではチャンネルを変えません。

なぜなら、人間というのはクイズなどの問いかけをされると自然と答えを考えようと脳が働き始め、そして「考えてしまった時点で」答えを知らずにはいられなくなるからです。

つまりクイズ番組などを見て、そのクイズに対して無意識のうちに「考え始めてしまった時点で」まんまと策略にはまっているということです。

あとはCMを挟もうが、別のコンテンツを挟もうが、答えを知りたいと思っている視聴者はチャンネルを変えることはなく見続けてくれるのです。

これもコピーライティングで応用することが可能です。

基本的には「疑問を投げかける」ということをすると、クイズを出しているのと同じような効果をもたらします。

読者に疑問を投げかけて、読者がその疑問に対して答えを考え始めた時点で、答えを知りたくなる感情が沸きでているはずです。

  • 手足以外にも「ツメ」がある体の部分はどこ?
  • パソコン初心者がやってしまいがちなミスと言えば何を思い浮かべる?⇒結果・・・
  • もし今中学生に戻ったらまず何をする?最も多かった回答はなんと・・・

といったような疑問を投げかけることで、一瞬脳が答えを考えようとするはずです。

このように考えさせて「答えを知りたいという状態」にすることで続きを読み進めてくれる可能性が高まります。

3.「チャンネルはそのまま」とダイレクトに訴えかける

3.「チャンネルはそのまま」とダイレクトに訴えかける

「チャンネルはそのまま」などと番組出演者がCM前に言ったりするのも、一定の効果があります。

視聴者は基本的には全て受動的です。

何か特別なアナウンスがなければ自発的に行動をすることはほとんど無い半面、サラッと何かをアナウンスされると自然と行動が促されてしまうことがあります。

なので「リモコンのdボタンをクリックしてください」と言われると、自然とdボタンをクリックしたり、「チャンネルはそのまま」と言われると、自然とチャンネルをそのままにしてしまう人が一定数いるのです。

視聴者に「次の行動をわかりやすく促す」ということは当たり前のようで大事なことです。

これをコピーライティングにおきかえると「続きはこちらをクリックして読んで下さい」とか「お申し込みはこちらのリンクをクリックしてお進みください」といったようにわかりやすく次の行動を促すということになります。

このようにわかりやすく次の行動を促すことで、一定数の読者は次の行動をとってくれるのです。

「リンクを貼っておけばわかるだろう」というのは自己主体の甘い考えで、しっかりと読者に次の行動をわかりやすく促すということが大切です。

4.あえて中途半端な時間に番組を終わらせて、次の番組をすぐに始める

4.あえて中途半端な時間に番組を終わらせて、次の番組をすぐに始める

6時54分に番組が終了し、6時56分から次の番組が始まるなんていうのもひとつのテクニックです。

本来であれば次の番組は7時ジャストから始めるのが普通ですが、あえて6時56分などの中途半端な時間から番組を始めることで、ひとつ前の番組を見ていた視聴者に次の番組の冒頭を見てもらえる可能性が高まります。

後は次の番組冒頭では番組全体を見たくなるようなインパクトのあるつかみの演出をしていくという流れになります。

ここで大切なテクニックは「サラッと次の番組を始めて冒頭のつかみを一人でも多くの人に見せるテクニック」です。

まったく関係のないコンテンツをサラッと見せて、興味をひかせるテクニックはコピーライティングにも応用できます。

「自然と読んでもらいたい個所に誘導する」とか「自然と読んでもらいたい記事を紹介する」といったことをすることで、読んでもらいたい記事を読んでもらえる可能性が高まります。

例えば、ブログで言うとひとつの記事の中に別のコンテンツをサラッと入れたりするのも有効です。

はい、まさにこんな感じですね。

記事の中で別の記事を紹介するのも、次の記事を読んでもらう為にはとても有効な方法です。

まとめ

テレビ番組もインターネット上のコンテンツも結局はメディアという同じ枠組みです。

有効なテクニックはどちらか一方でしか使えないということはなく、両方で活用することができます。

なので、テレビなどで使われるテクニックはインターネットでも同様に使うことができます。

普段何気なく見ているテレビの中には実はたくさんのヒントが転がっているので、そういった裏側の目線、プロデューサー的な目線を持ってテレビを見てみると様々な発見があるかもしれません。

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