孫の二乗の法則を読んで真っ先に思ったこと

 

僕は基本的には何かを成し遂げている人(もしくは成し遂げようとしている人)の考え方が知れるような書籍を読むのが好きなのですが、色んな経営者の方達がいる中でも特に「孫正義さん」の考え方や、生き方というのは以前からとても興味がありました。

以前から興味があったものの、なかなか実際に読む機会がなく、ついつい後回しになっていたのですが、やはりもっと早く孫さんの考え方は知っておくべきでした。

本を読み進めていく最中も、その考え方に本当に目からウロコというか衝撃を受け続けました。

昔から軸のぶれない確固とした考え方があっての「世界的な経営者孫正義」があり、なるべくしてなっているな~と、とても納得しました。

孫正義が成し遂げてきたこと

正直、「これが本当にたった一人の人生で成し遂げてきたことなのか?」と思ってしまうような経歴です。

  • アメリカの大学時代に自動翻訳機を発明し、シャープに1億円で売却(後のビジネスに使用する為に活動資金を得る)
  • アメリカの大学時代にユニゾンワールドという中古インベーダーゲーム機の輸入販売会社を設立(百万ドル以上のお金をもたらす)
  • 大学卒業後、日本で「株式会社日本ソフトバンク(現ソフトバンク株式会社)」を設立
  • その後ソフトバンク株式会社の株式を店頭公開
  • 米ヤフーとの合併で「ヤフー株式会社」を設立
  • 日本デジタル放送サービスと合併し「スカパー!」の放送を開始
  • ナスダックストックマーケットと共同出資し「ナスダックジャパンプランニング株式会社」を設立

と、ざっと書いただけでも恐ろしい経歴なのがわかります。

「ソフトバンクの孫正義」としてはもちろん有名ですが、実はその他にもあらゆるビジネスに携わっています。

なぜこれほどまでに、あらゆるビジネスをそれも「ものすごいスピードで」こなすことができるのか?

それは孫さんが学生時代からもつ「人生50年計画」を達成させようと、軸をぶらさずひたすら愚直に行動を続けてきているからです。

孫正義の人生50年計画

  • 二十代で自ら選択する業界に名乗りを上げ、会社を起こす
  • 三十代で軍資金を貯める
  • 四十代で何かひと勝負する
  • 五十代で大事業をある程度成功させる
  • 六十代で次の世代に事業を継承する

より詳しいビジョンは是非本書を読んで確認してみて下さい。

孫の二乗の法則は「人生の攻略本」のようなもの

だと僕は勝手に思ってます。笑

孫さんはもちろん手掛けた全てのビジネスで完璧に結果を出しているというわけではないですが、それでも上記で述べたように、様々な分野である程度の結果を出し続けています。それも「狙い通り」に。

孫さんが言うには「学生時代にバイト感覚で起業した」会社も、5千万円以上もするゲームセンターの経営権を買い取ったりと、100万ドル以上の大金を孫さんにもたらし、もはやその会社だけでも十分上手くいきそうにも関わらず、大学卒業と同時に経営権を副社長に譲って日本に帰国しています。

日本に戻って来てからもソフトバンク、ヤフー、スカパーと、あらゆる分野において結果を出し続けています。

これほどまでに「狙い通りに」「結果を出し続ける」その孫さんの根底にある考え方こそが「孫の二乗の法則」です。

この法則があってこその「狙い通りの結果」であり、今の世界的経営者孫正義があると言っても過言ではありません。

孫の二乗の法則とは?

孫の二乗の法則とは、簡単に説明すると、「孫正義の経営哲学+経営実践」「孫氏の兵法」「ランチェスターの法則」を全て組み合わせて作られた孫さんオリジナルの法則。

孫氏の兵法や、ランチェスター戦略などは有名なので聞いたことがある方も多いと思います。

そこに孫さん自身の考え方を大きく取り入れたのが孫の二乗の法則です。

「孫氏の兵法」や「ランチェスター戦略」なども、それ自体でかなり勉強になるものですが、それらを「孫さん自身の解釈の仕方」でまた違った切り口で説明してくれます。

なので、ある意味孫氏の兵法やランチェスター戦略を読む手間が省けるかもしれません。笑

この法則は正直、誰もができるものではない

「おお!じゃあこの法則を知れば、自分も成功できる!」

と思われる方に残念なお知らせですが、この法則は正直誰もができるものではない。

というか、孫さん自身も「未だにこの法則を完璧にできていない」と話されているくらいです。

そのくらい深い内容だし、実際にやるには難しい内容です。

「この法則を知ればOK」というものではなく、「この法則を知って、それを実際にやること」が非常に難しい。

ただ、完璧とまではいかなくても、この法則通りに行動していこうとすることは正しい選択と言えます。

それは、この法則を元に行動し、結果を出し続けている孫さん自身が証明しています。

なので、「できないからやらない」というのではなく、「なるべくこの法則通りにしよう」と努力することは例え完璧でなくても、間違いなく価値のあることです。

まとめ

この本を絶対に読むべき人は「起業に興味のある人」もしくは「すでに起業している人」です。

起業に少しでも興味がある人には、間違いなく大きな価値があります。

また、起業に興味がなくとも、「人生のビジョンを明確にして、やる気を奮い立たせたい」という人にもお勧め。

考え方の本質的な部分は全ての物事に共通しています。

この法則の考え方はあらゆる分野の物事に応用可能だし、起業以外の場面でも大いに力になってくれます。

上記に当てはまる方は是非読んでみることをお勧めします。

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