起業に興味があるけど、なかなか勇気がわかず行動に移せないという方も多いのではないでしょうか?
起業をすることは当然それなりのリスクもありますし、大変なことも多く振りかかります。
しかし、自分でビジネスをして、自分の力で価値を生み出すことは、何事にも代えがたい大きな価値ある経験となります。
そこで、今回は起業に興味があるけどなかなか最初の一歩を踏み出せないという方にお勧めの格言を紹介致します。
1.人の行く裏に道あり花の山
言葉の意味としては、「お花見で人が大勢いるところを避けてひとつ裏道を行くと、花がたくさん咲いている美しい場所に出られる」というものです。
もともとこの格言は株や為替などの「相場の格言」として紹介されることが多く、大勢の人が当たり前と思っている事の裏を見ることで、利益を生み出しやすくなるといった意味合いもあります。
しかし、この格言は何も相場の世界に限った話ではなく、人生においてもまったく同じことが言えます。
ほとんどの人が当たり前と思っているその裏には大きなチャンスが隠されていて、まだ誰も気がついていないような裏路地を見つけ、綺麗な花の山を見つける事が大きな成功へと繋がるのです。
重要になってくるのは「常に裏路地を探しつづける」というマインド
「大勢の人がこの道を歩いているから、なんとなく自分も同じ道を歩いていた」なんてことにならないように、常に裏路地はないかとアンテナを張り巡らす意識が重要となります。
残念ながらこの意識を持たずになんとなく表の路地を歩いていると、ほぼ確実に裏路地の存在には気がつきません。
それが最もよく表れているのが、なんとなく高校に通い、なんとなく大学に進学し、なんとなくそれなりの企業に就職し、なんとなく年を重ねていく、という一連の流れだと思います。
世の中のほとんどの人はこの道を歩いています。
すると、さも道はそこにしか存在しないかのような考え方で、なんとなく自分自身も混雑した表通りを同じように歩いてしまうのです。
この集団心理はかなりやっかいで、この集団から一歩でも外にでることがとても不安に思えてしまうのです。
しかし、混雑した表通りから一歩裏にでてみると、実は快適な裏路地があって、更にその裏路地を進むと綺麗な花の山があることに気がつくのです。
なんとなく就職して、なんとなく年を重ねている人にとって「起業」という選択肢はある意味で「裏路地」になり得ます。
勇気を踏み出して混雑した表通りから抜け出し、裏路地を進んでみれば、そこには綺麗な花の山があるかもしれません。
2.残りの人生で今日が一番若い
今この瞬間こそ、残りのあなたの人生において一番若い瞬間です。
「自分があと5歳若かったら起業してるな」などと言っている人は5年後も「自分があと5歳若かったら起業してるな」などと言っているのです。
その「5歳若かったら」がまさに今であることを認識しなければいけません。
今更、「あの時ああしていれば・・・」などと言っても遅いですし意味がありません。
今この瞬間こそ残りの人生で最もチャンスがある瞬間であることを理解して日々の行動を選択していくべきです。
ポイントはあえて過去にさかのぼって考えてみる
あえて「もしも1年前、2年前、3年前に戻れたら何をやりたいか?」を考えてみましょう。
おそらく「あの時あれをやっていれば今頃後悔しなかったのに」などと思うことがいくつかでてくるはずです。
「2年前に起業していれば、今頃は少しは軌道に乗っていたかもな」などと考えてみます。
そして、その「あの時やればよかった」ということを今この瞬間からやってみましょう。
残りの人生で今日が一番若いのですから、どうあがいても過去に戻れない以上、やるなら今が最速です。過去は変えられませんが、未来は「今」動けば変えられます。
自分が「起業したい」ということを本気で考えているのであれば、「今」何をすべきか真剣に考えてみましょう。
3.起業家精神とは気質ではなく行動である
これは「マネジメント」などの著書で有名なドラッガーの格言です。
起業をしようか悩んでいる人の多くは、「自分なんかが起業して上手くいく才能があるのだろうか」という不安を抱きます。
その不安からなかなか一歩を踏み出すことができず、結果として行動ができないのです。
しかし、起業に必要なのは気質や才能ではなく、「行動」であるとドラッガーは言います。
自分には才能があるのかどうかなど、やってみなければわかるわけはありませんし、それを気にしていたら一生起業などできないのです。
「まず行動」することから、あらゆるものが見えるようになる
行動をする前と後では見える世界がガラッと変わります。
実際にやってみなければわかならいことは多く、やってみて初めて今まで見えていなかった何かが見えるようになるのです。
これは気質の有無は関係なく、行動しなければ絶対に見えないものです。
つまり、行動を起こす上で気質は関係ないということです。
例えば、プールに一回も入ったことのない人が外から水を眺めて、いくら自分には泳ぐ才能があるのかないのかを必死に時間をかけて考えていても何も見えるものは変わりません。
実際にプールに足をつけてみたり、徐々に体を入れてみたり、実際に泳いでみることで初めて、水の感触、泳ぐ為に必要な体の動かし方、溺れない方法などが見えてくるのです。
行動する前にあれやこれやと考えるのは、まさにプールに飛び込む前にひたすら時間をかけているようなものです。
プールに入ってから思考錯誤した方があきらかに成長スピードは早いのは明確ですよね。
まとめ
起業に限らず、新しい物事へのチャレンジには必ずリスクがありますし、勇気が必要ですし、決断力が必要です。これはどんな状況のどんな人でも同じです。
なかなか最初の一歩が踏み出せないという方はここで紹介したような「先人の言葉」を借りるのも非常に有効な方法です。
先人の言葉を利用して自分の背中を押して、新しい物事にどんどんチャレンジしていきましょう。
すでに成功している人や一流の人の考え方を積極的に自分に取り入れていくことは、人生においてとても大切なことです。
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