「ペルソナマーケティング」という言葉を聞いたことはあるでしょうか?
これは非常に優れたマーケティング手法のひとつとされているもので、WEBマーケティングではもちろんですが、リアルビジネスでも活用できる手法のひとつです。
このマーケティング手法を実践すれば、ブログであればアクセスアップや報酬アップに繋がり、リアルビジネスでは売上アップに繋げることができます。
今回は「ペルソナマーケティング」についてお話していきます。
ペルソナマーケティングとは?
まずはペルソナマーケティングの意味を理解しておきましょう。
ペルソナを直訳すると「外的人格(仮面をかぶった人)」といった意味になります。
マーケティング用語としては
企業が提供する製品・サービスのもっとも重要で象徴的なユーザーモデルのこと
wikipediaより参照

要するにファンにしたい具体的なユーザーモデルを決めて、そのモデルに対して商品開発をしたりマーケティングをしていくことで結果的に多くの反応が得られるようなマーケティング手法のことです。
ペルソナを決めることによるメリット
ではこのペルソナを決めることでどのようなメリットがあるのかを考察していきます。
①ユーザー側の視点が理解しやすい
年齢、性別、趣味、生活のパターンなどを決めると、そのユーザーがどのような考えでどのように行動をするのかをイメージしやすくなります。
商品やサービスを提供する際に重要となるのは主観的な考え方ではなく、このようなユーザーのニーズを理解しそれに応えるということです。
常にマーケットインの発想でアイデアベースではなく、ニーズベースで商品やサービスの提供ができるので、当然反応率も上がり売り上げも上がります。
例えば、20代男性がコンビニで買いそうなものといってもかなり漠然としていてニーズを絞りきれませんが、28歳独身男性で趣味は音楽を聞くことでIT系にも興味がある人というようにペルソナを具体的に決めると、コンビニで買いそうなものをある程度推測することができます。
この場合だと「音楽雑誌」とか「itunesカード」などいったようにある程度ニーズの推測ができるようになるのです。
このようにある程度のニーズの推測ができると、そこに向けて商品やサービスを提供することを考えることで高い反応率を取ることができるのです。
②共感を得やすい
具体的にペルソナを決めると、その人の考え方までもが想像できるようになり、共感させることができます。
例えばパソコンやスマホ等の電子機器が好きでデザインにもこだわりたいという考えのユーザーをペルソナとして設定した場合、よりスタイリッシュにパソコンやスマホを使う為の周辺機器やデザインにこだわった商品を開発していくことで「デザインにこだわりたい」という共感を得やすくなります。
反対に、デザインなんてどうでもよくて機能性にこだわりたいというユーザーをペルソナとして設定した場合は、デザイン性を求めているユーザーの共感は得ることができません。
つまりペルソナを決定することで、どんなユーザーの共感を得たいのかも決定していくことになり、どんなペルソナに設定するのかによって共感を得ることができるユーザー層も変わってくるということになります。
自分たちの商品やサービスを届けたいと思っている重要なユーザーモデルを設定し、そのユーザーから共感を得られるようにしていくことが重要です。
③結果的にユーザーに「刺さる」商品やサービスを提供できる
具体的なユーザーモデルを決定せずに商品やサービスの開発を行っていくと「なんとなく漠然とした商品」になってしまうことがあります。
例えば、なんとなくみんなが好きそうな軽くてカッコイイデザインのボールペンを作ってもあまり消費者には響きませんが、受験を控えた学生に向けた握りやすくて手が疲れにくく、風水などをもとにした縁起のいい配色を施し、ペンを見るだけでモチベーションが上がるような受験生向けボールペンを作ると、購入ユーザーを限定しているようで、実は結果的に消費者により「刺さる」商品となることがあります。
「なんとなくみんなが好きそう」をベースに商品やサービスを開発してしまうと、とくに目新しさもなく他の商品に埋もれてしまいやすいのに対し「完全受験生向け」等のようにユーザーモデルを限定させることで結果的に他の商品に埋もれることなく差別化ができ、消費者の目につきやすくなるのです。
誰に向けて作るのかはこういった観点からも非常に重要です。
ペルソナの作り方
ここではペルソナの作り方を紹介致します。
①ペルソナの情報を書き出す
まずは自分がこれから商品やサービスを提供していきたいと考えているユーザーモデルの情報を書き出しましょう。コツは実際に存在する人物を想像しながら各情報を抽出していくとより具体性がでてきます。
- 年齢
- 家族構成
- 仕事(収入)
- 役職
- 仕事に必要なスキル
- 夢や目標
- 情報源(ネット、雑誌、新聞など)
- 1日の過ごし方
- キャッシュフロー(どのようにお金を得て何にお金を使うか)
- 興味のあること
- 環境(住んでいる場所、友人)
など、こういったことをより具体的に書きだしていきましょう。
②ユーザーモデルを「人生モデル」として仕上げ、考え方を理解する
ペルソナの情報を書きだしたら、そのユーザーモデルの情報を実際に存在する人物同様にひとつの人生モデルとして仕上げていきましょう。
重要なポイントはこのユーザーモデルの「考え方」を理解することです。
- 朝は何時に起きてどのようなことを考えているのか?
- 仕事中は何を考えているのか?
- 仕事帰りは何を考えているのか?
- 休みの日は何を考えているのか?
- お金を使う時はどのような考えなのか?
理想とするユーザーモデルに響く商品やサービスを提供する為に、このユーザーモデルの「考え方を理解する」ことがペルソナマーケティングの肝となります。
ここまでをペルソナとして作り上げることができれば、あとはこのユーザーが欲しいであろう商品やサービスを提供することを考えていけばいいのです。
まとめ
ペルソナを決定することは、一見すると顧客の幅を狭めてしまうように感じるかもしれませんが、結果的に一定のユーザーに向けて商品やサービスを提供した方が多くの反応を得ることができるのです。
漠然とした商品にならないように、しっかりと狙ったユーザーに商品を提供できるようにペルソナを設定することはマーケティング上非常に重要な項目と言えます。
大企業から個人でビジネスをやっている人まで共通して有効な手法ですので、是非積極的に取り入れてみてください。
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