ブログのアクセスアップをしていきたいのであれば検索エンジンからのアクセス数を増やしていくことは必須です。
というのも、検索エンジンではGoogleだけでも毎日30億クエリ以上の検索がされていて、多くの人が検索エンジンを経由してサイトやブログに訪れているからです。
Google が処理している1日の検索数は約30億クエリとのことだ。1ヶ月でおよそ900億クエリ、1年で約1兆の検索クエリを処理していることになる。
引用元:Backchannel
これだけ多くの人が日々検索エンジンを利用しているのですから、当然検索エンジンから自分のブログへアクセスを呼び込むことができれば相当なアクセス数が期待できるわけです。
安定したアクセス数を確保したり、アクセス数を大きく増やしていく為には検索エンジンを経由してブログに訪れてくれる人を増やしていくことが大切になります。
その為には検索結果で自分のブログを上位表示させる為の「SEO対策」が必要になるわけですが、そんなSEO対策で最初に重要となるのが「キーワード選定」です。
キーワード選定が上手くいけば検索結果で上位表示されやすくなる半面、キーワード選定を失敗するといくら頑張っても検索結果で上位表示はされません。
ここではしっかりとあなたのブログへアクセスをもたらす為に、検索結果で上位表示されるキーワード選定の仕方について詳しく解説していきます。
是非参考にしてみてください。
概要
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なぜキーワード選定が重要なのか?
まず理解しておくべきことは「検索キーワード=ユーザーニーズ」であるということです。
例えば「ギター 弾き方」で検索するユーザーは、「ギターの弾き方が知りたい」というニーズがあります。
そのユーザーニーズに応えるためには、しっかりと記事タイトルなどに「ギター」や「弾き方」というキーワードを含ませて、ニーズのあるユーザーに記事を見つけてもらいやすくしていく必要があるのです。
適切なキーワード選定をするということは、それだけその情報を求めているユーザーへ記事が届きやすくなるということです。
ニーズのあるユーザーにピンポイントで自分の記事を見つけてもらうことこそがアクセスアップをしていく上では大切なことです。
キーワード選定が重要な理由については『検索キーワード選定が重要な理由と検索上位表示されるメリット』で更に詳しく解説していますので参考にしてみて下さい。
それでは実際にブログ記事を検索結果の上位に表示させる為の超実践的なキーワード選定方法について解説していきます。
かなり実践的に解説をしていきますので、ここで紹介するやり方をそのまま実践していけばガンガンブログ記事が上位表示されるようになっていきます。
1.まずはベースとなる記事テーマを決める

記事を書いていく為には、まずはどんなことについて記事を書いていくかを決めていかなければいけません。
記事テーマに関しては基本的には自由ではありますが、以下のようなポイントを意識するとよりベターです。
1.自分のブログに合った記事か?
雑記ブログの場合は必ずしも当てはまらないですが、なるべく自分のブログに合ったテーマにするのがお勧めです。
美容についてのブログだったら、基本的には美容についての記事を書いていく必要がありますよね。
2.カテゴリーに合っているか?
自分のブログに合った記事にするのと意味合いはほとんど同じです。
ブログの中には「カテゴリー」を設定していると思いますが、そのカテゴリーに合ったテーマにするのもお勧めです。
3.その記事を書く為の情熱があるか?
そして結構重要なのが、「その記事を書く為の情熱が自分にあるか?」という視点です。
やはりある程度興味のあることや、好きなことでないとなかなか質の高い記事を書くことはできません。
なるべく自分が興味のあること、好きなことをテーマにしていくことはコンテンツの質を上げる為にも大切です。
4.収益性は見込めるか?
アフィリエイトなどを目的にする場合は、そのテーマの記事が「しっかりと収益を生み出せるか?」ということも考えておくといいです。
そのテーマの記事を書けば「こんな商品を紹介できそう」とか「この販売ページに誘導できそう」といったことを考えておくことも大切です。
記事テーマの見つけ方は以下の記事でも更に詳しく解説していますので、是非参考にしてみて下さい。
2.記事テーマに関するユーザーニーズを把握する

書きたいテーマを決めたら、次にそのテーマに関するユーザーニーズを把握していきます。
例えば、書きたい記事のテーマを「睡眠」にしたとしましょう。
この場合「世間の人々は睡眠に関するどんなことが知りたいのか?」というニーズの部分を明確にしていきます。
ユーザーニーズの調べ方はとても簡単です。
以下からユーザーニーズの調べ方を解説していきます。
1.検索エンジンのサジェスト機能を利用する
先ほども説明しましたが「検索キーワード=ユーザーニーズ」です。
つまり、ユーザーニーズを知る為には「どんなキーワードで検索されているか?」を調べればいいのです。
その為には「サジェスト機能」というものを使うと効率よくユーザーニーズを把握することができます。
サジェスト機能とは
インターネットのサーチエンジンで、検索した文字列に関連の深い語句を逐次予測して表示する機能。米国グーグル社のサーチエンジンではオートコンプリートといい、語句の候補を、他の利用者の検索語句や同社のデータベースから機械的に抽出して表示している。予測表示機能。検索予測機能。検索候補機能。
引用元:コトバンク
サジェスト機能というのは検索エンジンでよく検索されるキーワードを予測して自動表示してくれる機能のことです。

こんな感じであるキーワードを入力すると、自動的に候補を予測表示してくれますよね。
これがサジェスト機能です。
ここで予測表示してくれるキーワードは多くの人がよく検索をするキーワードで、「これについて知りたい」と思っているユーザーが多いということです。
つまり、ここで予測表示されるキーワードに関連する記事を書けばある程度ニーズに応えられる記事を書くことができるというわけです。
で、以下のようなサイトを利用するとサジェスト機能によって表示されるキーワードを一覧で取得することができます。
例えば、ここで「睡眠」と入れてみます。
すると睡眠に関係するキーワードがたくさん表示されます。

「睡眠薬」「睡眠障害」「睡眠アプリ」など様々なキーワードが抽出されています。
これで何となく睡眠に関して、みんなが気になるニーズのあるキーワードが見えてきました。
ただ、このままではあまりにもキーワードが多すぎですし、どのキーワードにどれくらいのニーズがあるのかはわかりません。
ここから更にそれぞれのキーワードの「ニーズの強さ」や「競合性」を調べていくことでより精度の高いキーワード選定が可能になります。
2.Googleキーワードプランナーを使って「月間平均検索ボリューム」を調べる
ということで、それぞれのキーワードのニーズの強さを調べる為にどれくらい検索されているのかを調べていきましょう。
検索数を調べる為には『Google AdWords キーワード プランナー』を使います。
[wc_box color=”inverse” text_align=”left”] [wc_fa icon=”warning” margin_left=”” margin_right=””][/wc_fa] キーワードプランナーを使用するにはGoogleのアカウント、AdWordsのアカウントが必要です。(利用は無料です)Googleアカウントは以下のリンクより作成できます。
AdWordsのアカウントは以下のリンクより作成できます。
Google Adwordsアカウントの詳しい作り方に関しては『Adwordsアカウントを作成する』を参照して下さい。
[/wc_box]1.まずはGoogle Adwordsにログイン
Googleアカウント、AdWordsアカウントを作成したら、まずは『Google AdWords キーワード プランナー』にアクセスして[AdWordsにログイン]からログインしましょう。
ちなみに右上にある[ログイン]ボタンでもOKです。

2.[検索ボリュームと傾向を取得]をクリック
[検索ボリュームと傾向を取得]をクリックします。

すると、以下のような画面がでてきます。

この赤枠で囲った部分に任意のキーワードを入力して[検索ボリュームを取得]を押すと、入力したキーワードの検索ボリュームなどを調べることができます。
つまり、ここに先ほどサジェスト機能を利用して抽出したキーワードを入力すればいいということです。
3.サジェストキーワード一覧をコピーする
まずは先ほど抽出したサジェストキーワード一覧をコピーしていきます。
[表示されたキーワードをすべてコピー※重複キーワードは削除済み]という所に抽出されたキーワード一覧が表示されているので、ここに表示されているキーワードを全てコピーしましょう。

4.キーワードプランナーに戻り、コピーしたサジェストキーワード一覧を貼りつける
キーワードプランナーに戻り、コピーしたサジェストキーワード一覧を[オプション1:キーワードを入力]欄に貼り付け、[検索ボリュームを取得]をクリックします。

5.それぞれのキーワードの月間平均検索ボリュームを確認する
入力したキーワードに対するデータが表示されるので、それぞれのキーワードの[月間平均検索ボリューム]を確認してみましょう。

この数字が毎月どの程度検索されているかを示しています。
「睡眠」というキーワードはおおよそ毎月40500回ほど検索されているということです。
この月間平均検索ボリュームが多ければ多いほど、「みんながそれについて知りたい」と思っているということであり、ニーズも強いということです。
このデータから各キーワードに対するおおよそのニーズの強さを把握することが可能です。
6.それぞれのキーワードの競合性を確認する
更に[競合性]という項目も確認してみましょう。
ここではそれぞれのキーワードにどれくらいライバルが存在するのかを確認することができます。

競合性が「高」になっているものは比較的ライバルが多く、「低」になっているものは比較的ライバルが少ないキーワードです。
狙い目なのはもちろん競合性が「低」になっているキーワードです。
3.ユーザーニーズを元にキーワード選定をする

どんなキーワードにどれくらいのニーズがあるのかがおおよそ把握できたら、コンテンツにする為のキーワードを選定していきます。
検索で上位表示されやすいコンテンツを作る為に「月間平均検索ボリューム」と「競合性」からキーワードを導き出していきましょう。
検索上位が狙いやすい月間平均検索ボリューム
「月間平均検索ボリューム=ユーザーニーズの強さ」であることはすでに理解して頂いていると思います。
つまり月間平均検索ボリュームが多ければ多いほどニーズは強いので、そういったキーワードを使いたい所ではあるのですが、同時にそういったニーズの強いキーワードはライバルも非常に多く、上位表示させることが非常に困難です。
なので、やみくもに検索ボリュームの多いキーワードばかりを使ってもライバルサイトに埋もれてなかなか検索結果で上位にはいきません。
そこで、個人ブロガーが狙うべきは「ニッチなキーワード」です。
ライバルが多すぎず、かつニーズがそれなりにある絶妙なラインのキーワードこそ個人ブロガーが狙うべきニッチなキーワードです。
個人的にこの絶妙なラインというのは「月間平均検索ボリュームが1000~5000くらいのキーワード」を目安にしています。
このくらいの検索ボリュームこそがライバルが多すぎもせず、かつニーズが少なすぎない絶妙なキーワードで、比較的検索上位に表示されやすいです。
僕自身ブログ記事を数百記事と書いてきてますが、このくらいの検索ボリュームが比較的検索結果の1ページ目に表示されていることが多く、なおかつある程度ニーズもある為安定したアクセスももたらしてくれるような記事となっています。

いずれも月間平均検索ボリュームは4400です。
このくらいの比較的ニッチなキーワードを狙っていけば、このように検索上位に表示させることは難しくありません。
ということで、「睡眠」に関するキーワード選定をするのであれば以下のキーワードあたりが狙い目ということになります。
キーワード | 月間平均検索ボリューム | 競合性 |
睡眠障害 チェック | 4400 | 低 |
睡眠時無呼吸症候群 治療 | 4400 | 中 |
睡眠薬 副作用 | 3600 | 低 |
睡眠外来 | 3600 | 中 |
睡眠時間 理想 | 3600 | 低 |
睡眠薬 種類 | 2900 | 低 |
睡眠時間 4時間 | 2900 | 低 |
睡眠導入剤 市販 | 2900 | 低 |
睡眠時間 5時間 | 2900 | 低 |
この中から自分がコンテンツにできそうなキーワードを選んでいきます。
それでは今回は「睡眠障害 チェック」というキーワードでコンテンツを作っていくことにしましょう。
4.選定したキーワードで実際に検索してライバルチェックをする

キーワード選定ができたら、実際にそのキーワードで一度検索をしてみましょう。
この場合は「睡眠障害 チェック」で一度検索をしてみるということです。
そして1ページ目に表示されるサイトをざっと見てみましょう。
その上で、それらのライバルサイトのコンテンツをこれから自分で作るコンテンツが上回れるかどうかを判断して下さい。
基本的にはそこで上位表示されているサイトよりもコンテンツの質が低ければそれらのサイトより上位に行くことはないと思った方がいいです。
- 自分の方がわかりやすく説明できる
- 数で上回る(ライバルが「~の10のメリット」であれば「~の20のメリット」と数で上回る)
- もっとたくさんの情報を提供できる
- もっと的確にユーザーニーズに応えられる
などなど、ざっとライバルを見てこういったことを判断してみて下さい。
その上でいけそうであればGOです。
5.キーワードに関連する更に詳しいユーザーニーズを調べる

最後に「睡眠障害 チェック」と検索をするユーザーは一体何が知りたいのか?ということをより明確にしていきます。
「睡眠障害 チェック」と検索するユーザーのニーズにピンポイントで応えられるようなコンテンツを作っていくことが重要です。
「睡眠障害 チェック」に関係する更に詳しいニーズを調べる為には『Google AdWords キーワード プランナー』の[フレーズ、ウェブサイト、カテゴリーを使用して新しいキーワードを検索]を使います。

次に[宣伝する商品やサービス]という項目に、選定したキーワードを入力して、[候補を取得]をクリックします。
ここでは「睡眠障害、チェック」と入力します。

すると関連したデータが表示されるので、[キーワード候補]のタブに切り替えると、[キーワード(関連性の高い順)]が表示されます。

ここに表示されるキーワードは「睡眠障害 チェック」に関連するキーワードということになります。
つまり、ここに表示されているキーワードは「睡眠障害 チェック」と検索するユーザーが知りたいであろうことだと推測できるわけです。
例えば「睡眠障害 チェック」と検索をするユーザーのニーズは…
- 睡眠障害の原因が知りたい
- 睡眠障害の症状が知りたい
- 睡眠障害になっているかチェックしたい
- 睡眠障害の改善方法が知りたい
といったことであると推測できます。
ここまでニーズを把握することができたら、あとはそれぞれに対応したコンテンツを作っていけばOKです。
コンテンツの作り方については『読まれるブログ文章の書き方~文章構成の基本~』で更に詳しく解説していますので、是非参考にしてみて下さい。
6.選定したキーワードを含んだ記事タイトルをつける
最後に選定したキーワードを含ませた魅力的な記事タイトルをつけます。
また、当然ですが記事タイトルはしっかりと記事内容に合ったものにしていきましょう。
- 睡眠障害の症状と10個のチェック方法
- この症状が出始めたら注意!睡眠障害チェック項目一覧
- 睡眠障害かチェックする方法と改善方法まとめ
など、キーワードを含ませた記事タイトル及び、コンテンツを作っていけばOKです。
魅力的な記事タイトルの付け方に関しては以下の記事も参考にしてみて下さい。
まとめ
では、簡単にブログ記事を検索上位表示させる為の検索キーワード選定方法を振り返ってみましょう。
ステップ | 例 |
1.記事のベースとなるテーマを決める | 睡眠について |
2.そのテーマに関するサジェストキーワードを調べる |
睡眠障害 睡眠不足 睡眠アプリ など |
3.サジェストキーワードの月間平均検索ボリュームを調べる |
睡眠障害 4400 睡眠薬 副作用 3600 睡眠外来 3600 など |
4.月間平均検索ボリュームが1000~5000くらいで、なおかつ競合性が「低」のキーワードを選定する |
「睡眠障害 チェック」は 月間平均検索ボリューム4400で競合性「低」 |
5.選定したキーワードで実際に検索をしてライバルチェックをする | 「睡眠障害 チェック」で検索をする |
6.選定したキーワードに関する更に詳しいユーザーニーズを調べる |
「睡眠障害 チェック」と検索するユーザーは
といったニーズがある |
7.選定したキーワードを含んだ魅力的な記事タイトルをつけて、ユーザーニーズを満たすコンテンツを作る |
記事タイトル例
|
このステップを踏むことで、ユーザーニーズを満たした精度の高いキーワード選定が可能となります。
こういったコンテンツをしっかり作っていくことができれば、自然と検索上位表示されるコンテンツが増えていきます。
少し大変に感じることもあるかもしれませんが、高い確率で自分の記事が検索結果の上位に表示されることを考えた時に、ただ闇雲に記事を量産していくよりも総合的には効率が良い作業と言えます。
是非実践してみて下さい。
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