2016年9月1日、埼玉スタジアム2002でロシアワールドカップ出場をかけた最終予選が行われました。
結果的にはホームの日本はアウェイのUAEに1-2と逆転負けをしてしまいまったわけなんですが、まぁ~なんとも後味の悪い試合となりました。
試合は前半10分に本田選手のゴールで日本が先制
日本は前半10分に清武選手のフリーキックからファーサイドに走りこんだ本田選手が頭で合わせて先制します。いい時間に先制点が取れたので、有利に試合を運べるかな~と思ったのですが…
前半の19分、ペナルティエリア付近で吉田選手が相手選手を倒したとしてファールをとられます。更にこのプレーで吉田選手はイエローカードまでもらってしまうのですが、この判定もなんとも微妙です。
そもそもファールかどうかすらあやしい微妙なプレーでした。
このファールで得たフリーキックをUAEのハリル選手が直接決めます。
まぁシュート自体は非常に良いシュートだったのですが、西川選手なら外にはじけたボールだったんじゃないかな~と思います…が、入ってしまったものはしょうがないですね。
前半は1-1の同点で折り返します。
事件は後半に起きた
で、問題は後半戦ですよ。
まずは後半の8分です。ペナルティエリア内で大島選手が相手選手を倒したとして相手にPKが与えられます。これがなんとも微妙な判定でした…。足がかかったかどうかすら微妙ですし、仮に抜けてもボールはゴールラインを割っていたんじゃないかと思います。
ただ判定自体は非常に微妙とはいえ、その前に長谷部選手が自陣ペナルティエリア付近で不用意に相手にボールを奪われてしまったのも良くなかったですし、大島選手がペナルティエリア内で相手選手もほとんどバランスを崩していてノーチャンスだったのにも関わらず不用意に足を伸ばし過ぎたのも良くなかったですね…
あと、スローでみるとわかるのですが3人で囲んで一度ボールを奪っているのですが、大島選手がやや難しい抜き方をしようとしてまた相手にボールが渡ってしまっているんですよね…。これもあまりよくなかったですね。
このプレーで得たPKをハリル選手が落ち着いて決めてUAEが2-1と日本を逆転します。
まぁ~このくらいならまだ審判によってはありえる範囲だとは思います。
しかし事件は後半31分に起きました。
酒井選手のクロスボールに本田選手が頭で折り返し、完全に相手を崩してから浅野選手が左足でシュート!ギリギリで相手キーパーがかきだしたように見えましたが、横から見ると…

あれ……?

これ……

間違いなく……

入ってるやんけ!!
というか写真で見なくても普通に試合を見ててわかるレベルで入ってましたが、なんとこれを主審はノーゴール判定……
これはちょっとひどかったですね。
っていうか、ブラジルワールドカップなどで採用されていたゴールラインを割ったら主審に知らせがいくゴールラインテクノロジーはどこいったんでしょうか?このレベルの国際試合ならちゃんと導入すべきじゃないでしょうか。
それか、それが無理なのであれば欧州チャンピオンズリーグなどでは導入されている審判5人体制でもいいんじゃないでしょうか。

こんな感じで欧州チャンピオンズリーグとかだと線審とは別にゴールの近くにもう一人審判がいます。この方が確実に判定の精度は上がりますよね。
ワールドカップの最終予選レベルの国際大会だったら審判5人を当たり前にして欲しいですね。
もちろん「主審の判定も含めてサッカーだ」なんてことは重々承知ですし、審判も人間ですから当然完璧なジャッジなどできないですしミスもあります。
だた、それでも「あまりにも試合を決定づけてしまうような誤審」は正直ちょっと冷めるんですよね……。せっかく選手達は全力でぶつかりあっているのに、試合を決定づけてしまうレベルの誤審があるとなんだかモヤッとした気分になります。
だから1サッカーファンとして「少しでも誤審を無くすための改善」はやっていってほしいなって思います。ゴールラインテクノロジーもそうですし、審判5人制でもいいと思います。
試合後のインタビューでハリル監督は
「審判の笛は受け入れがたいものだった。何か言わなければいけないと思っている。この後の会見でも言いたい」
と、明確に審判のジャッジに対する不満を口にしていました。
ちなみにこの試合はカタールの審判団が務めたのですが、カタールってUAE(アラブ首長国連邦)の隣ですよね。
[map address=”カタール” width=”100%” height=”498px” api=”” theme=”” class=” ” zoom=”5″ draggable=”true” controls=”true”]う~ん、買収とかがあってほしくはないですが、こんな近い国の人が審判をやって今回の判定だとちょっと疑われてしまいますよね…
いらぬ疑いがかからないようにする為にも、どの国の審判団が審判をやるのかはちゃんと考えて欲しいですね。
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