facebookやtwitterに比較をするとまだまだ盛り上がりにかけるGoogle+ですが、なぜあまり盛り上がらないのでしょうか?
これだけ大きな企業であるGoogleが大々的にプロモーションし、活用を促しているにも関わらずなかなか思ったようにユーザー数は伸びません。
かくいう僕自身もGoogle+にはあまり関心がなかった人間の一人だったので、使い始めたのはここ最近の話なのですが、なぜGoogle+はアクティブユーザーの獲得に苦戦しているのか?
この辺りの原因がGoogle+を実際に使ってみて、なんとなくいくつか見えてきました。
1.直感的に使えない

Google+を最初に使ってみて感じたことは「全体的によくわからん」という印象でした。
facebook、twitter、instagramでも最初は多少は感じた感覚ではありますが、初見で一番「よくわからん」と感じたのがGoogle+です。
というかfacebookやtwitterなどをある程度使っていてSNSには多少は慣れているはずの僕でも初見で「よくわからん」と感じてしまうということは、初めてSNSを使うユーザーなんかにとっては更にわけわからないと思います。
僕と同じように初見で「よくわからん」という感情を抱けば、当然使おうと思う人も相当数減るはずです。
なんとなく直感的に使えてシンプルなiPhoneが人気がでて、わかりずらく複雑なAndroidの人気がいまいちになってしまう構図に似ている気がします。
で、なんでGoogle+を初見で「よくわからん」と感じたのかな~と思ったら、
なじみの無い言葉のチョイス
が原因なのではないかと思いました。
Google+のメニューを見た時にパッと見でどんな機能なのかがわからないようなものがいくつかありました。
「ストリーム」「サークル」「コレクション」「ハングアウト」などなど、一般的な人にはあまりなじみの無い言葉がならんでいます。
が、ふたを開けてみればなんてことのない機能なんです。
facebookに近い機能があるのでfacebookと名称の比較をしてみましょう。
Google+ | |
ニュースフィード | ストリーム |
グループ | サークル |
アルバム | コレクション |
メッセージ | ハングアウト |
どうでしょうか?
おそらくfacebookの方の名称は説明を受けなくてもなんとなく直感的にどんな機能なのかわかるのではないかと思います。
が、Google+の方は僕自身、名前を見ただけではどんな機能なのか正直わかりませんでした。
いや、機能としてはどれもとてもいいんですよ。
特にハングアウトなんかは素晴らしいです。
でも直感で何ができるかわかりにくいのでとてもとっつきづらいんです。
2.初期状態のストリームがとにかく見づらい

初期設定のままにしておくと、コミュニティへの投稿と自分のページへの投稿などが二重に表示されます。
つまり僕が同じコミュニティに入っているAさんをフォローしていたとして、そのAさんが自分のページやコミュニティへ同じ投稿をするとそれが全て僕のストリームにも表示されてしまうんです。
要するに色んな人の同じ内容の投稿が重複して何度も表示されている状態になってしまうんです。
Google+のコミュニティという機能はひとつの魅力だと思います。
で、コミュニティに入ったら当然投稿をコミュニティに対して行います。
しかし、コミュニティへ投稿をしたらコミュニティ外の自分をフォローしてくれている人のストリームへはその投稿が表示されないので、当然自分のページにも同じ投稿をしなければいけません。
この使い方自体はごく自然な使い方で多くのユーザーがこのような使い方をしています。
なので、投稿が重複するのが嫌な場合は設定をいじくりまわしてコミュニティの投稿表示をオフにしたり、ストリームをサークルごとにわけて見るようにしたりと設定をいじる必要があるのです。
設定をいじれば解決できるのですが問題なのは「初期設定がこの状態」であることです。
これではストリームをちゃんと見る人は減ってしまうでしょう。
twitterとかinstagramくらいシンプルなタイムラインにした方が利用者は増えると思うんだけどなー
この辺りもう少し詳しく書いた記事もあるのでこちらも是非。
3.立ち位置が中途半端

facebookが上手くいった大きな要因の一つは「実名制」というところがあったからです。
twitterが上手くいった大きな要因の一つは140文字という「手軽さ」があったからです。
instagramが上手くいった大きな要因の一つは「写真」というコンテンツに特化した為です。
ではGoogle+は一体何が優れているのか?
と言われるとあまりピンとこないのです。
どれも中途半端になってしまっているのが現状で、実名制でもなければ、twitterのようなシンプルさもなく、写真を手軽に加工できるわけでもありません。
実名制じゃないSNSにするのであれば、twitterのように知らない人どうしでもワイワイできるようなSNSを目指すべきなのではないでしょうか。
facebookがリアルの知り合いとワイワイやるSNSなのであれば、Google+はリアルの知り合い「以外」の人ともワイワイできるSNSとして確立していけば多少は差別化はできるような気がします。
その為にはもっとそういった仕組みを作らなければいけないと思いますが・・・
まとめ
僕自身「Google+がもっと盛り上がればいいな」という期待も込めてあえて気になる個所を挙げてみました。
GoogleはGoogle+をちょっとずつ無くす方向に動いているなんていう噂もありますが、やれることはまだまだたくさんあるような気がします。
機能が悪くないからこそもったいない!
[…] 先日、「使ってみてわかったGoogle+がパッとしない3つの理由」という記事を書いたのですが、その中で「ストリームがとにかく見づらい」という内容のことを書かせて頂いたのですが、 […]
[…] 使ってみてわかったGoogle+があんまりパッとしない3つの理由 […]
よくぞ言ってくれた。感でいっぱいです