ついに来たか~って感じですね。
facebookのタイムラインに流れる投稿には「表示されやすい投稿」や、「拡散しやすい投稿」というのがあります。
その要因を決めるのは、今までは「いいね!」「シェア」「コメント」の数などに比例するものでした。
つまり、いいね、シェア、コメントが多ければ多いほどたくさんのユーザーに表示されやすく、広く拡散しやすいというアルゴリズムだったわけですが、今後はこのアルゴリズムがやや変更される見通しです。
ソースは以下。
それぞれの投稿に対する「閲覧時間」がアルゴリズムに加わる

今後追加されるのは、投稿に対する「閲覧時間」です。
つまり、投稿された記事をどれほどの時間見られているのかを測定し、その時間によって投稿の評価値が変わってくるというものです。
例えば、「100いいね!を獲得しているけど、平均閲覧時間が10秒の投稿」と、「50いいね!しか獲得していないけど平均閲覧時間が100秒の投稿」では、今までであれば前者の投稿の方が評価値は高かったのですが、今後は逆転する可能性がでてきたということです。
どの程度の影響力になるのかは、このアルゴリズムが実装されてから検証していく必要がありますが、間違いなく言えることは、今後は単純にいいね!だけを獲得していけばいいというものでもなく、投稿の「質」という部分がより問われることになりそうです。
方向性はGoogle検索エンジンのアルゴリズムと同じか

facebookの投稿がユーザー毎の閲覧時間を評価に加えるというのは、まさにGoogle検索エンジンのアルゴリズムに近づいてきているような気がします。
Googleの検索エンジンもかつては被リンクの数などで単純にサイトを評価していたものを、ユーザー毎のサイト閲覧時間などを評価値に加えるなど、あらゆるアルゴリズムのアップデートを行い、一気にサイトの検索順位を入れ替えてきました。
Googleが目指すものは「ユーザーが求めたものが一発で表示されるような検索エンジン」であり、それを実現させるにはよりユーザー満足度の高いサイトを上位表示させる必要があります。
そうなった時に、ただ単に被リンクを大量に受けているだけのサイトは、必ずしもユーザー満足度の高いサイトではなくなってきた(被リンクをお金で買えてしまった為)ことを問題視し、そこからアルゴリズムが大幅にアップデートされ、より閲覧時間の長いユーザー満足度が高いであろうサイトが高評価を得るようになりました。
facebookもまさに今、Googleのこのようなアルゴリズムのアップデートと同様のことを行おうとしているのではないでしょうか。
やはりfacebookとしてもユーザー満足度は非常に重要なファクターであり、ユーザーが求めていない投稿ばかりがタイムラインに表示されてしまうことで、ユーザー満足度が下がってしまうことを懸念していると思われます。
そうなった時により質の高い投稿をタイムラインへ表示させるためにも、ユーザー満足度の高い投稿、すなわち多くのユーザーが閲覧時間の長い投稿を表示させることが有効であると考えたのでしょう。
まぁこの辺りはすでにGoogleが実装していることですし、間違ったやり方ではないと思います。
いずれにせよ、「いいね」「シェア」「コメント」の数にプラスして「閲覧時間」が評価値に加わることで、今までよりも質の高い投稿を判断する「精度」がより高まることは間違いないですね。
まとめ
やはり「ユーザー満足度を上げる」という本質の部分はどの企業も同じですね。
facebookがどのようなメディアになりたいのか?
ユーザーにどのように使ってもらいたいのか?
こういった企業の「考え方」や「方向性」を読み取ることがとても重要です。
何事も「真に意図するもの」「本質の部分」をくみ取る癖をつけましょう。
ユーザーの満足度を上げたいfacebookに対して、偽アカウントでユーザーを騙したり、いいねを強要して広告をクリックさせたり、ツールでいいねだけを稼いだりといった、facebookユーザー全体の満足度が下がるようなグレーな使い方をしているとfacebookとしてはそれを放っておくわけがありません。
企業の方向性を理解して、その方向性に沿った使い方をしていきたいですね。
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