どんな情報でもそうですが、インターネットの世界では情報を鵜呑みにするのがより危うい時代になってきています。
文字なら簡単にねつ造などもできますし、写真などもフォトショップなどを使えば簡単に加工することができてしまいます。
そういった加工の技術が進んでいくと、一体どれが本物の情報で、どれが偽物の情報なのか見極めるのが難しい時代です。
そんな中でついに、動画においても「本人が話していないことを話しているかのように編集する」ということが可能になりそうです。
本人が話している風に動画を編集できるface2face
[youtube id=”ohmajJTcpNk” align=”center” mode=”normal” maxwidth=”640″]これすごいですよね。
今はまだ研究段階とのことですが、研究段階でこのクオリティです。
この技術を使っていると言われなければほとんど気がつかなそうなレベルです。

「ソース」となる人が口を大きくあけると、「ターゲット」となる動画の中の人物も口を大きくあけています。
かなり細かい部分まで顔の動きを再現しているので、あらゆる表情を作りだすことができます。
この技術を研究しているプロジェクトチームは、出力された映像を再レンダリングできるようにすることを目的としているようで、映画やドラマの制作などに使えそうな技術ですね。
いや~それにしても凄い技術です。
一方で、より一層情報に対するリテラシーを高める必要がある
このような技術は良い方向へ使えばもちろん素晴らしいものなのですが、「悪い方向」にもそれなりに色々と使えてしまいます。
例えば、政治家や芸能人などの動画を利用して本人が話していないことをフェイク動画としてつくり上げるなんてこともできてしまいそうです。
悪意を持ってフェイク動画を作るような人がでてくる可能性も十分考えられます。
「本人が話してた動画がソースとしてある」と言っても、その動画自体がフェイクなんていうこともありえるのです。
なので、これは既に今現在も言えることですが、今後もより一層一人一人が情報に対するリテラシーを高めていく必要がありそうですね。
あまりこういう考え方は個人的には好きではないですが、インターネット上の情報に関して言えば「常に疑う心」を持ち続けて見ていくことが必要です。
写真だって動画だって簡単に加工できる時代です。
インターネットの情報を100%信じてしまうのは危ういと言えます。
動画に関しても「ある程度の距離感」で見ていく必要がありそうです。
コメントを残す