「ブログ」はもはや一昔前とは役割が大きく変わってきています。
それこそブログが流行し始めた2000年~2003年くらいのブログと今のブログではコンテンツの内容も質も大幅に変わってきています。
元々ブログができた当初はニュースの発信や何かのお知らせをするのがメインの使い方でしたが、だんだん個人でも自由にブログが扱えるようになると日記的な使い方や芸能人などによる自己ブランディングとしての使い方が広まっていきました。
そして、スマホやタブレットが普及し家の中だけでなく外出先でも「気軽にインターネットで検索する」ということが当たり前になった今では、「検索ユーザーの目的に合った役に立つコンテンツ」がより重要視されるようになってきています。
「暇つぶしでなんとなく見ていたインターネット」から「必要に応じて情報を引き出す為のインターネット」へと変化したのです。
このようにひとえにブログと言えど、役割やコンテンツは時代と共に徐々に変化してきているのがわかります。
そして、このような変化は当然今でも起こり続けていて、この変化に柔軟についていくことができなければブログと言えど生き残ることはできません。
今のブログに求められているもの、そしてこれからのブログに求められるものこそが「コンテンツの質」です。
5年後に生き残りたいのであれば、この概念は間違いなく理解しておくべきです。
コンテンツ重視の時代へ
ネット上にはあらゆる情報が星の数ほど存在します。
そしてその数は日々大量に増え続けます。
インターネット上に情報が増えれば増えるほど、次に重要視されるのは当然「情報の質」です。
つまり「コンテンツ」が重要視される時代になったのです。
[wc_box color=”inverse” text_align=”left”]- 情報がまだ少ない時代⇒コンテンツの質はそれほど重要視されていなかった
- 情報が大量に蓄積されはじめると⇒大量の情報の中から質の高いコンテンツが重要視されるようになった
より役にたつ情報、より多くのユーザーが求めている情報が必須となってきたわけです。
逆に言うと、そうでない情報はこれからはどんどん価値が無くなっていくことが容易に想像ができます。
つまり、情報が増えれば増えるほどコンテンツ重視の流れは加速していくということです。
そんな中で5年後にもブログで生き残る為に知っておくべきなのが「コンテンツマーケティングの概念」です。
例え個人ブログであろうと、これからはマーケティングの概念を持つことはとても大切です。
コンテンツマーケティングとは
そもそもコンテンツマーケティングとはどういった意味なのかと言うと、質の高いコンテンツを提供し続けることでよりたくさんの人に自分のブログを認知させるマーケティング手法のことです。
このマーケティング手法が有効になった理由は先にお話ししたように、情報の多様化と検索エンジンの精度の向上が理由としてあります。
多くのユーザーが検索することが「当たり前になった」からこそ、有効になったマーケティング手法なのです。
そしてこれからは、売り込み型のマーケティングよりも受け身型のコンテンツマーケティングが重要になります。
なぜなら、「まずはネットで検索してみる」という行為が一般化してきているからです。
- 買おうか悩んでいる商品について一回ネットで検索してみる
- 行きたいレストランや旅館についてネットで検索してみる
- 家電量販店で売っている商品をネットで検索して値段を比べてみる
- 興味のあるサービスについてネットで検索してみる
といったことは当たり前のようにやる人が多くなってきていますよね。
そうなった時に「検索結果」に何が表示されるのかはマーケティング上非常に重要なのは誰でもわかります。
例えば「今なら1万円でうちの旅館に泊まれます」という売り込み型の宣伝を見かけたとしても、リテラシーの高いユーザーは一度その地域でもっといい旅館がないか検索をして調べてから最終決定をするのです。
調べた結果、更に良い感じの旅館が9,000円で泊まれることを見つければそちらに流れます。
要するにユーザーの自分で調べるスキルがどんどん上がり、そしてユーザーはあらゆる情報を比較をして「より質の高いコンテンツを選ぶようになった」ということです。
だからこそコンテンツの質が重要視される時代になったわけです。
コンテンツマーケティングの概念をブログに活かす
コンテンツの質がより一層重要になることが理解できたら、その考え方をそのまま個人ブログにも活かしていくことが必要になります。
それこそが5年後にも生き残る為に必要なことです。
例えば先ほどのように旅館を例に出すと、宿泊費が同じ1万円でも料理も豪華で温泉付きのA旅館と、料理は普通で温泉がついていないB旅館であれば、ほとんどの人はAの旅館を選択しますよね。
これは要するにユーザーが「コンテンツの質が高い方を選んだ」ということです。
ブログもまったく同じです。
例えば、「インスタグラムの人気ハッシュタグ3選」というコンテンツと「インスタグラムの人気ハッシュタグ100選」ではユーザーはどちらのコンテンツを選び見に行くでしょうか。
恐らくほとんどのユーザーは100選の方を見に行きますよね。
他にも「ブログのアクセス数を上げる為の具体的手法を公開」というコンテンツと「なんとなくブログやってたらアクセス数が上がった自慢話」ではユーザーはどちらのコンテンツを選び見に行くでしょうか。
恐らく具体的なノウハウが知れる前者を選ぶと思います。
要するに、今は簡単に他の情報と比較ができるので、より質の高いコンテンツ、より面白いコンテンツ、より目的に合ったコンテンツというものが選ばれるようになるということです。
このように見られるコンテンツは選ばれるということをまずはしっかりと理解しておくことが大切です。
でも、最初は難しく考えすぎなくてもいい
だからと言って「コンテンツの質が重要・・・コンテンツの質が重要・・・」と、難しく考えすぎるとブログ記事もなかなか書けなくなってしまいます。
なのでコンテンツの質は最初から難しく考えすぎる必要はありません。
ブログの良い所はコンテンツを書いてもほとんどの場合でマイナスにはならないということです。
要するに失敗っていう概念がほぼありません。
ひとつ記事を書いて、仮にアクセスが集まらなかったとしても別に痛くも痒くもないんです。
まぁ厳密に言えば時間や労力を無駄にしたとも言えますが、一記事書くたびに1万円かかるとかではないですよね。
一つの記事がダメでもまたもう一つ別の記事を書けばいいだけです。
記事を書くのなんて1時間もあれば1記事は書けると思いますし、難しく考えて書かないよりはまずは書いていくことが大切です。
量をこなせば自然と質も上がっていきます。
逆に言えば量からしか質は生まれません。
なので、初心者の人にはいきなり「コンテンツの質が重要!」といっても無理があると思うので、まずは量を重視でもいいと思います。
3ヶ月以上ブログ運営を経験している人であれば「コンテンツの質」を重要視していくようにしましょう。
「いずれはコンテンツの質が重要になるんだ」ということをしっかり頭で理解できているかいないかはとても大きな違いです。
コンテンツの質って言っても色々な捉え方があることも理解しよう
そして「コンテンツの質」というとついつい難しく捉えてしまう人もいると思います。
「必ずユーザーの役に立つ情報じゃなきゃダメだ」なんて言う風に固く考えてしまうのです。
もちろん、基本的にはユーザーの役に立つ情報であることは必要ですが、ユーザーが求めるコンテンツは役に立つ情報だけではありません。
単純に笑えるコンテンツ、なんとなく暇つぶしになりそうなコンテンツ、興味が引かれるコンテンツなどなど、何でもいいんです。
YouTubeなんかで人気のコンテンツは役に立つものよりも「単純に面白そう」とか「興味をひかれる」ようなものがほとんどですし、記事メディアでも面白い記事、笑える記事の需要は多くあります。
その面白さの中にも「質」があり、興味をひかれる中にも「質」があるという話です。
そういった意味での「コンテンツの質」です。
「コンテンツ自体」は非常に幅広く、柔軟に捉えつつも、「質にはこだわる」という意識が大切です。
まとめ
これから数年先までブログで生き残るにはコンテンツの質にこだわる意識は必須です。
この流れはこれから益々加速していくと思います。
これを頭に入れて、日々質の高いコンテンツを提供することを心がけていけば、その小さな努力がどんどん積み重なって、やがて大きな結果になる時が必ずくるはずです。
日々「質にこだわって記事を書く」のか「質にこだわらずに記事を書くのか」は数カ月後、数年後に大きな違いとなって必ず表れるはずです。
今のうちから「質にこだわる意識」を持ってブログを運営していけば数年後も生き残っているはずです。
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