ブログ記事を書いたり、何か文章を書くときにはついつい抽象的な表現を多く使いがちになってしまいます。
僕自身も結構使ってしまうことが多いのですが、その「抽象的な表現をポイントとなる場面であえておもっきり具体的にするとブログ記事の魅力が大幅にアップする」という手法について解説させて頂きたいと思います。
わざとらしいくらい具体的にすると、普通の文章が一気に面白い文章に様変わりすることがあるので、テクニックの一つとして覚えておくと何かと使えると思います。
抽象的な表現を「思いっきり」具体的にしてみよう

抽象的な表現とは
ブログ記事などを書くときにあらゆる場面で使える抽象的な表現はたくさんあります。
- たくさん
- わずかな
- 多くの
- 少ない
- 凄く
- かなり
- 非常に
などなど、このような抽象的な表現を使うことは多々あると思います。
この表現を使うことが必ずしも悪いというわけではなく、ポイントとなる個所で思いっきり具体的にすることでより面白いブログ記事が書けるようになるということです。
抽象的な表現を「思いっきり」具体的にするとは?
このような抽象的な表現を思いっきり具体的にするというのはどういったことなのか?
実際にやってみましょう。
まずは抽象的な表現を「普通に」具体的にしてみましょう。
- 「たくさんの人が押し寄せた」⇒「100人ほどの人が押し寄せた」
- 「凄く痛い」⇒「指が腫れるほど痛い」
- 「かなり効果がある」⇒「通常の2倍以上の効果がある」
といったような感じになります。
これだけでも十分具体的なので、抽象的な表現よりは読んでいる人も内容がわかりやすくなります。
が、更に思いっきり大げさに具体的な表現を使うと、更に文章が面白くなります。
では、実際にやってみましょう。
先ほどと同じ抽象的な表現を「思いっきり」具体的にしてみます。
- 「たくさんの人が押し寄せた」⇒「100人のお客さんが店から100メートルの行列を作るほど人が押し寄せた」
- 「凄く痛い」⇒「ドアに指を挟んで痛かったから水で冷やそうと思ったら熱湯だった時くらい痛い」
- 「かなり効果がある」⇒「1日で体重が3キロも痩せるくらい効果がある」
といったような感じになります。
普通に具体的にするよりも更に思いっきり具体的にしているのがわかると思います。
要するに、思いっきり具体的にするというのは、その場面が目に見えるようにイメージできて、景色までが見えるような表現を使うということです。
これをポイントとなる個所で使うと、面白い文章が書けるようになるわけです。
記事タイトルをつける時にも有効な手法

記事タイトルをつける時にもこの思いっきり具体的にする手法を使うと、より面白い記事タイトルにすることができます。
例えば「多くの人が勘違いしている事とは?」という記事タイトルであれば、「現役大学生の3人に1人が勘違いしている事とは?」といった感じで「多くの」という表現を「現役大学生の3人に1人」という思いっきり具体的な表現に変えることでよりエッジの効いた記事タイトルにすることもできます。
他にも「ある手順でものすごく簡単になる方法とは?」という記事タイトルであれば、「ある手順で、パソコンのスイッチを入れるくらい簡単になる方法とは?」といった感じで「ものすごく」の部分を思いっきり具体的にしてどのくらい簡単なのかがよりイメージしやすくすることもできます。
景色が見えるような表現を使うと見る人にとってもわかりやすくて、より内容に興味を持ちやすくなるのです。
ただし、記事タイトルは基本的には32文字以下が望ましいので、あまり長くなりすぎないように注意が必要です。
なぜ32文字以下なのかは以下の記事で解説しています。
僕自身、幾度となく記事タイトルに面白い表現を使いたいと試みてはいましたが、必要なキーワードをタイトルに入れるとなかなか文字数的に厳しいことが多くて結局シンプルな表現になってしまうことが多いんですけどね。
テクニックとして覚えておいてもいいかとは思います。
何事もやり過ぎは禁物

この思いっきり具体的手法も、やればやるほど良いというわけではなく、やり過ぎると逆にうざくなるので注意が必要です。
だからポイントとなる場所で使うことをお勧めしています。
ユニークな表現や面白い表現にしようとするのはいいのですが、やりすぎるとなんだか痛々しいブログになってしまいます。
[wc_box color=”inverse” text_align=”left”]先日、日曜日の渋谷スクランブル交差点かと思うくらい人がいる道路があって、何事かと思ったらアラブの大富豪が乗るような金ピカの車が100台くらい列をなして走行してた。
周りにいる人達はカメラでたくさん写真を撮っていて、大物芸能人が不祥事を起こした時の記者会見並みのフラッシュの数に金ピカの車が更にまぶしく見えた。
その後は花火が打ち上がって消えていくかのように、何事もなくその場を去っていったのだが、あの集団は一体なんだったのだろう。
[/wc_box]みたいな感じですかね。笑
若干無理やりですが、こんな感じで具体的にしようと頑張り過ぎると変な感じになってしまいます。
なので無理やり使いまくるのではなく、ポイントとなる所で効果的に使うようにしていきたいですね。
まとめ
ぼんやりした抽象的な表現が多いと読み手にもあまり内容が伝わらないので、基本的には抽象的な表現はなるべく避けたほうが文章は魅力的になることが多いです。
なので、普通に具体的にするのはどんどんやってもいいと思います。
更に記事を面白く表現したい時に、この「おもいっきり具体的にする」という手法を試してみて頂ければと思います。
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