今からビジネスを始めるのであれば、絶対に考慮すべきことが「時流に乗ったものを選ぶ」ということです。
ここを間違えると、高い確率でビジネスは上手くいかなくなります。
そうならないようにする為にも、必ず時流に乗ったビジネスを選択するようにしましょう。
これは自分で起業をする時は当然ですが、会社に就職をする時も考え方は同じです。
これから伸びそうな企業に入るのか、成長が見込めない企業に入るのかはその後の人生を大きく変えるものとなるからです。
時流に乗ったビジネスと時流に乗っていないビジネス
世の中には時流に乗ったビジネスと時流に乗っていないビジネスが存在します。
時流に乗ったビジネス
例えば今であれば間違いなくインターネットを使ったビジネスは時流に乗っています。
というのも、インターネットは利用者数もどんどん増え、あらゆるサービスが次々と展開され、日常の一部となってきているからです。
他にもロボット産業なども時流に乗ってきています。
ロボットはこれからの高齢化社会に向けて、生活をサポートする役割として存在価値がより高くなると言われています。
時流に乗っていないビジネス
時流に乗っていないビジネスはどういったものがあるでしょうか。
例えば、あらゆるものの電子化が進んでいる中で「紙の」メディアはこれからどんどん需要は減っていきます。
新聞や雑誌はこれからどんどん電子化されていくはずです。
そうなると「印刷業」などはこれからどんどん厳しくなっていくことも考えられます。
他にも月額制で聴き放題の音楽サービスがあるなかで「CD」というものも需要は減っていきます。
音楽というのは常に時代に合わせて提供する媒体を変化させてきています。
レコード⇒カセットテープ⇒MD⇒CD⇒配信
といったように常に時代の変化に合わせて形も変化していきています。
そうなるとCDを作る業種は今後は厳しいわけです。
時流に乗ってないビジネスを選んでしまうと成功は急激に難しくなる
他にもたくさん時流に乗っていないビジネスは存在しますが、このような時流に乗っていないビジネスを選択してしまった時点で成功は急激に難しくなります。
これからどんどん音楽が配信型になっていく中で、いくら頑張ってCDを作り続けてもなかなか売れないですし、間違いなく尻つぼみになっていきます。
それはその人にどんなに仕事のスキルがあってもです。
「CDを今後10年20年と作り続け、販売し続ける」という選択をした時点で、どんなにスキルがあろうが時流に乗らなければ成功確率が大幅に低くなってしまうわけです。
時流に乗ったビジネスを選ぶ方法
「時流に乗ったビジネスを選ぼう」と口で言うのは簡単ですが、実際に何が時流に乗っていて、何が時流に乗っていないのかを見極めるのはそんなに簡単なことではありません。
ここを見極めるには、情報に対するリテラシーが高くないといけないですし、感度が高くないといけないですし、先見の明が必要になります。
しかし、ある程度時流に乗ったビジネスを見極めるコツはあります。
それにはそもそも「時流に乗ったビジネスとは何か?」を考えるとヒントが見えてきます。
時流に乗ったビジネスとは
時流に乗ったビジネスとは言いかえると、「世間のニーズが強いビジネス」ということになります。
電化製品の需要が強い時期に大きく成長したのがパナソニックやソニーといった企業ですし、移動手段に対しての需要が強い時期に大きく成長したのがTOYOTAやNISSANといった自動車関連の企業です。
「情報」という分野でのニーズが強い時期に大きく成長したのがGoogleやYahooといった企業ですし、「通信」という分野のニーズが強まった際には「softbank」や「docomo」といった企業が大きく成長しています。
当たり前ですが世間のニーズが強くなければいくら良い商品を作ったって売れないですし、企業として成長することはありません。
いずれの企業も「時代が欲しているもの」と「提供できる商品やサービス」が一致したことで大きく成長しているのです。
「世間のニーズが強いもの」を選ぶ
つまり、時流に乗ったビジネスを選択したいのであれば「世間のニーズが強いもの」を選べばいいということです。
自分がやっているビジネス、もしくは勤めている会社がやっているビジネスは世間のニーズが強いのかどうかを考えるといいと思います。
パソコンを作る仕事は需要がありそうでしょうか?
駄菓子屋は需要がありそうでしょうか?
ゲームセンターは需要がありそうでしょうか?
新聞を刷る仕事は需要がありそうでしょうか?
ブログは需要がありそうでしょうか?
こういったことを一旦考えるようにすると、世間のニーズと真剣に向き合えるようになると思います。
まとめ
時流に乗ったビジネスを選択することは本当に大事です。
これは「川に流される」こととまったく同じです。
いくら泳ぐのが早い人でも川の流れと反対に泳いでいると、なかなか前には進みません。
しかし、素直に川の流れに身を任せることができれば、それほど泳ぎが得意でなくてもどんどん前に進むことができるのです。
もし、仮に僕が今「印刷業」の会社に勤めていたら間違いなくすぐに辞めて、時流に乗った仕事に切り替えます。
確実に尻つぼみになっていくことが見えている業種に意地をはって勤め続けるのは得策ではありません。
投資的な言い方をすると、そういった場合は早めに「損切り」をしてしまうのがいいわけです。
それは早ければ早いほどいいです。
損切りをすればいくらでも次のチャンスを待つことができますが、損切りをしなければいつまでもズルズルと引っ張られ続けることを認識しておきましょう。
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