「ブロガー」と言うとどのような印象をもつでしょうか?
この言葉の意味はとてもシンプルで、ブログを書いている人のことをブロガーと言います。
そのままですね。
が、世間一般のブロガーという言葉に対するイメージはある種、どんどん独り歩きしている部分があり、多くの人が勘違いして認識をしまっていることも多々あります。
今回はそのあたりについて思うことを書いてみたいと思います。
そもそもブログは「ツール」の一つでしかない
まずはこの認識が必要です。
ブログは数あるツールの中の一つにすぎません。
一応ブログの意味をおさらいしておきましょう。
ブログ(blog)は、狭義にはWorld Wide Web上のウェブページのURLとともに覚え書きや論評などを加えログ(記録)しているウェブサイトの一種である。「WebをLogする」という意味でWeblog(ウェブログ)と名付けられ、それが略されてBlog(ブログ)と呼ばれるようになった。
引用元:wikipedia
つまり、言ってしまえばブログは「ウェブ上に論評や自分の考えなどを書いていく為のツール」です。
twitterやfacebookなどと一緒です。
この大前提をしっかり認識して頂いた上で、以下に多くの人が勘違いしていることを紹介していきます。
大多数の人が勘違いしているブロガーに対するイメージ
勘違い1.ブロガー=アフィリエイターだと思っている

恐らくブログについてあまり詳しくない大多数の人はこのイメージがあると思います。
「ブログを書いている人=アフィリエイター」という認識です。
もちろん、ほとんどのブログには広告が貼ってあり、事実としてアフィリエイトをしている人が僕を含め大多数です。
が、だからといってブロガーがアフィリエイターとイコールにはなりません。
ブロガーはブロガー、アフィリエイターはアフィリエイターです。
仮にブログ上でのアフィリエイトで生計を立てている人がいたら、それはブログで生計を立てていると表現するのではなく「アフィリエイトで生計を立てている」と表現すべきです。
アフィリエイトで生計を立てる為の「ツールの一つ」としてブログを使っているだけです。
それに、アフィリエイトはブログだけでやるものではなく、twitterでもfacebookでもその他あらゆる媒体で可能です。
しかし、「twitterユーザー=アフィリエイター」「facebookユーザー=アフィリエイター」とは思わないですよね。
ざっくり言えば「ブロガー=アフィリエイター」だと思っている人は「twitterユーザー=アフィリエイター」「facebookユーザー=アフィリエイター」と思っているのと認識としては変わらないのです。
ブログもtwitterもfacebookもあくまで情報発信をする為のツールの一つであり、そこでアフィリエイトをすることも可能であるというだけです。
勘違い2.アフィリエイト以外で稼いでいるブロガーは「真のブロガーではない」みたいな考え方

これも「ブロガー=アフィリエイター」の間違った認識があるからこその勘違いですが、ブロガーがイベントを開催したり、書籍を出版したり、セミナーを開催すると、「あの人は結局ブログ以外で生計を立ててるからブロガーじゃない」みたいな風潮があります。
何度もいいますが、ブログはあくまでもツールの一つです。
芸能人はブログを「自己ブランディングのツールとして」使いますし、お店を経営している人はブログを「集客のツールとして」使います。
ブログを集客に使う人もいれば、自己ブランディングに使う人もいるのです。
ブログでは必ずアフィリエイトをしなければいけないかのような凝り固まった考え方がある人は、アフィリエイト以外で稼いでいる人になぜか嫌悪感を抱く風潮があるのです。
ブログというツールを使って何をするのかは人それぞれですし、どのように使おうがブロガーはブロガーです。
ブログを上手く活用している人は全員ブロガーです。
勘違い3.「ブログだけで生活する」というのは認識が間違っている

ブログが勝手にお金をもたらしてくれることはありません。
収入源があるということは、必ずブログ上で「何か」をしているはずです。
ブログでアフィリエイトをしているかもしれませんし、ブログで別のサービスに誘導しているのかもしれません。
ブログがお金をもたらしてくれるわけではなく、ブログ上で何かしらのビジネスを行うことで収入が得られるのです。
よく「ブログだけで食べるにはどうしたらいいのか?」「プロブロガーってどうしたらなれるのか?」みたいなことって議論されてますよね。
でも、僕自身そもそもこの議論って前提の認識がだいぶずれているな~と思ってます。
重要なのは「ブログというツールを使って何をしたいのか」をしっかり考える必要があるのです。
アフィリエイトでも集客でもサービスの販売でもブランディングでも何でもいいのですが、ブログというツールを使って「何をしたいのか」が重要になるのです。
プロのライターはどうなのか? ライターと言われる人達は確かにブログを書くことが仕事であり、書くだけで会社や依頼主から報酬が貰えます。 一見すると「ブログ記事を書くだけで生活している」とも言えそうですが、お金が入ってくる仕組みは組織でも個人でも一緒で、やはり依頼主はそのライターに書いてもらったブログで集客をして、広告枠の販売やサービスの販売をして採算をとっているので、結局は同じ事です。 会社や依頼主が稼げなくなればライターの仕事も無くなります。 |
まとめ
認識としてもっておくべきことは「ブログはあくまでツールのひとつである」ということと、「ブログはアフィリエイトをするだけのものではない」ということです。
- ブログをきっかけに講演会を開く
- ブログをきっかけに書籍を出版する
- ブログをきっかけにコンサルティングの依頼がくる
- ブログをきっかけにメディア出演の依頼がくる
「ブロガー=アフィリエイター」という認識のままだと、上記の人達はブロガーじゃなくなってしまいます。
しかしブログをきっかけとして上記のような仕事の依頼がくるということは、相当な凄いブロガーだと思いますし、なおかつ立派な著者であり、コンサルタントであり、講演家だと思います。
「真のブロガーは家に閉じこもって広告収入だけで生活している人の事だ」
みたいな考え方は、ブロガーに対する認識を大きく勘違いしていると言わざるえません。
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