一日の中でやるべきこと、やらなければいけないことなどは多々あります。
そんな中で、仕事面ではもちろんそうですし、それ以外においても生産性が向上されれば、あらゆる物事がスムーズに進むようになります。
同じ時間内でブログを書いても、1記事しか書けない人もいれば、2記事書いてしまう人もいます。
同じ時間内で掃除をしても、ほこりがたくさん残ってしまっている清掃員もいれば、隅々までピカピカにしてしまう清掃員もいます。
同じ時間内で営業をしても、1件も成約できない営業マンもいれば、3~4件成約させてしまう営業マンもいます。
こういった違いが生産性の違いです。
仕事の生産性が上がったり、ビジネスの生産性が上がれば、収入が上がるのです。
改めて生産性について考えてみる

あらゆる物事の生産性を高めることで、収入が増えたり、味方が増えたり、脳の回転が速くなったり、様々な良い事がありますが、生産性とはそもそもどういったことなのかを改めて考えてみましょう。
生産性(せいさんせい、Productivity)とは、経済学で生産活動に対する生産要素(労働・資本など)の寄与度、あるいは、資源から付加価値を産み出すさいの効率の程度のことを指す。
wikiprediaより引用
要するに、「よりたくさんの価値を産み出す」ということが生産性という意味合いになります。
先ほどの例で言うと、同じ時間内にブログを1記事しか書けない人よりも、2記事書ける人の方がたくさんの価値を産み出していますし、同じ時間内で綺麗に掃除ができていない清掃員よりも、隅々までピカピカにしている清掃員の方がたくさんの価値を産み出しています。
このように、同じ時間内でも人によってできる作業量が違います。
そういった同じ時間内でできる作業量をなるべく多くして、たくさんの価値を産み出すということが「生産性を向上させる」ということになります。
生産性向上の為に有効な「10分シミュレーション」とは?

1日の中の生産性を向上させる為に有効なのが「10分シミュレーション」というものを行うことです。
これはどういった事かというと、1日の中でやるべきことをあらかじめ10分で全てシミュレーションしておくというものです。
例えば、営業マンであれば、「朝の掃除をして、営業に行って、セールストークをして、契約をして、会社に戻って報告をして・・・」といった1日にやるべきことを朝の10分で全てシミュレーションするのです。
このくらいのシミュレーションであれば通勤電車の中でも簡単にできると思います。
毎朝「10分シミュレーション」をすることで1日の生産性が上がる理由
1日にやるべきことの全体像が見える
多くの人は目の前の仕事しかイメージすることができません。
これではその目の前の仕事にどれほどのパワーを注げるのか、どれほどの時間を費やせるのかがあやふやになってしまいます。
するとダラダラと作業時間が延びてしまったりして、結局次にやるべきことが見えた時には時間が足りない状態になってしまうのです。
そうではなく、あらかじめ「この仕事の次にはこれをやって、その次にはこれをやらなければいけない」ということがわかっていれば、目の前の仕事に費やせるパワーや時間も明確になってきます。
そうすることで、やるべきことを全て遂行させるようなパワーバランス、時間配分ができ、結果的により多くの生産性が得られるということです。
仕事の予習になる
おおよそのシミュレーションをすることで、その日1日にやるべき仕事の予習をすることができます。
何事もそうですが、予習をしてから実際の作業をすると何倍も理解度が高まります。
まずは脳の中で予習をしておくことで、仕事に対する理解度が高まり、作業スピードや効率面も大幅に向上されるのです。
何が重要なのかが見えるようになる
10分シミュレーションをすると、その日の作業の中で何が重要なことなのかが見えてきます。
これはやるべき作業の全体像がしっかりと見えているからこそ、その中での優先順位づけができるようになるということです。
全体像が見えていないと、何が重要なのかすらわからず、ただひたすら目の前の仕事をこなすだけになってしまうのです。
「目の前の仕事を全力で頑張る」というと聞こえはいいかもしれませんが、これでは「掃除を全力で頑張って営業に時間が回せない営業マン」になってしまう恐れもあるということです。
掃除という作業ももちろん大切な仕事ですが、営業マンであればそれ以上に営業で1件でも多く契約をとることが優先順位としては上にくるはずです。
時間も労力も無限であるならば、目の前の仕事を全力でやるのはありですが、残念ながら時間も労力も有限です。
有限である以上、より優先順位の高いもの、重要なものに時間と労力をささげることで、より生産性が上がるのです。
良いイメージを持つことができる
この10分シミュレーションをする時にはコツがあります。
必ず「~しなければならない」という考え方でシミュレーションをするのではなく、「こうなるべきだ」「こうしたい」といった考え方をベースにシミュレーションをしていくのです。
こうすることで、より自分自身のモチベーションの向上にも繋がり、1日をより良いイメージをもって過ごすことができます。
良いイメージを持つことで、実際に良いことばかりが目につくようになり、本当に良い日になるのです。
これは占いなどを例に出すとわかりやすいかもしれません。
例えば占いで「今日のあなたの運勢は1位で、たくさんのラッキーがあります」ということを目にしたとします。
すると、電車がピッタリの時間に来ただけでもラッキーと感じますし、お昼ご飯がいつもよりちょっと多かっただけでもラッキーと感じるようになるのです。
これらは「たくさんのラッキーがあります」ということを目にしていなければ、まったく目にも入ってこなかったような些細な出来事です。
要するに「たくさんのラッキーがある」というイメージによって、ラッキーに対するスコト―マ(盲点)が外れ、脳が勝手にラッキーを探しだすように働いているということです。
同じ出来事を体験しても「ラッキーな側面ばかりが見える人」と「ラッキーな側面がまったく見えない人」の違いは、ラッキーに対するスコト―マが外れているかいないかの違いです。
この良いイメージを持つということを朝の10分シミュレーションで意図的に行ってしまおうということです。
まとめ
生産性を向上させればよりたくさんの作業、より効果的な作業をすることができます。
毎朝10分で1日のシミュレーションをしておくことで、1日をより有効活用することができます。
たった10分の投資が、体感的には24時間を2倍にも3倍にもしてくれるのです。
やるべきことの全体像を把握して、重要なポイントを明確にし、良いイメージをもって仕事に向き合っていきましょう。
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