「税金洗脳が解ければあなたは必ず成功する」を読んでみた感想

こんにちは、hirokiです。

苫米地英人さん著書の「税金洗脳が解ければあなたは必ず成功する」を読んでみました。正直、僕自身そこまで税金に関しては詳しい知識はないですが、税金に関してかなり色々と考えさせられる内容でした。問題提起としては非常に面白い内容です。

ということで、レビューをしていきたいと思います。

納税は義務ではなく権利

小学校の時などに日本国憲法における「国民の三大義務」って習いましたよね。 「 子女に普通教育を受けさせる義務」(第二十六条)「勤労の義務」(第二十七条)「納税の義務」(第三十条)の3つです。

僕も当たり前のようにこの国民の三大義務は「憲法に定められているのだから国民の義務なんだろう」と思っていましたが、苫米地さんはこれも国家の洗脳のひとつだと言います。

憲法は国民が国家をコントロールするためのものです。その憲法に、なぜ国民を縛る義務が書かれなければならないのでしょうか?そもそも憲法において、国民の義務などというものはないのです。 

実は、納税も勤労も子女に普通教育を受けさせるのも「義務」ではなく、私たち国民の「権利」なのです。「勤労」とは自分のために働くことです 。国家に強制されて働くことは、普通は「強制労働」といいます。日本国憲法は「職業選択の自由」(第二十二条)だけは保障しているかもしれませんが、「勤労は義務だ」と声高に主張するなら、やろうとしていることは「強制労働」と変わりません。

引用元:税金洗脳が解ければあなたは必ず成功する

そもそも憲法というものは「何のためにあるのか?」という部分を理解していくと、確かに国民に対して義務を課すこと自体がおかしいということに気がつきます。ここは僕も本書を読むまでまんまと洗脳されていました。憲法というのは権力者をコントロールする為のものであり、国民をコントロールする為のものではないのです。

とはいえ、義務ではないからといって誰も税金を納めなくなってしまうと「公共の施設」や「行政機関」など、国民にとって必要なものが運営できなくなってしまいます。なので、税金を納めるのは義務ではなく「国民の権利」であると言います。

国民は、公共の利益、すなわち住みやすい社会を作るために、自分たちの財産を税金という形で集めて使う「権利」をもっているのです。それを、国家に委託して、やってもらっているにすぎません。税金は、決して国家に納める上納金ではなく、国民が自分たちの社会を住みよくするために使うお金なのです。

引用元:税金洗脳が解ければあなたは必ず成功する

国民が自分たちの社会をより住みやすくするためには「学校」「警察」「消防」「図書館」「市役所」「病院」「公園」などは必要です。これらをしっかりと運営できるように国民みんなが税金を払うことは「義務」ではなく国民の「権利」ということです。

国のお金が足りなくなったから増税をするのは優先順位がおかしい

本書の中では国の会計の不透明な点、分かりづらい点、おかしい点などを様々指摘していますが、要するに「歳出が不透明なままで、お金が足りなくなったから増税でまかなおうとする」というのがおかしいということです。一般家庭に例えるなら「毎月何にいくら使っているかわからないけど、とりあえずお金が足りなくなったから借金をする」みたいなことでしょうか。

それであればまずやるべきことは借金をすることではなく「毎月何にいくら使っているのかを明確にして、支出を精査していく」ということが最優先ですよね。その中で無駄に使っている支出などがあれば、まずはそこを正していけば借金はせずに済むかも知れません。

これと同じように、国の場合は一般会計とは別に「特別会計」というのが存在していて、この特別会計の存在によって「何にいくら使っているのか」という部分がかなり不透明になっているようです。特別会計については『「特別会計」という謎の予算について』という記事が非常にわかりやすい説明をされています。

日本には私たちには容易に知ることのできない「裏国家予算」=「特別会計」があります。本来、国家予算の一部であるにもかかわらずほとんど国民に知らされない、日本税制最大の歪みともいえるのがこの特別会計です。

引用元:税金洗脳が解ければあなたは必ず成功する

まずは不透明な特別会計の支出を精査していくことで、増税しなくても社会福祉の費用などは捻出できるのではないかと本書では述べられています。

累進課税のせいで日本人にはお金持ちが少ない

国が税金を徴収する方法は色々あります。そんな中で日本人にお金持ちが少ない理由として「累進課税の影響」があるのではないかと本書では書かれています。

累進課税(るいしんかぜい)とは、課税標準(租税を賦課する課税対象)が増えるほど、より高い税率を課する課税方式のことをいう。

引用元:wikipedia

累進課税があると、稼いだら稼いだ分税金をとられる為「大きく稼がなくてもいいや」というマインドになる日本人が増えてしまいます。このマインドではやはりなかなかお金持ちにはなれないわけです。

「 貧乏人には優しく、富裕な人には厳しく」という論理、法人税のところでも述べたように、取れるところからは取ろうとする論理こそが、「それなら大きく稼がなくていい」と、私たちを奴隷のままでいさせているのです。

引用元:税金洗脳が解ければあなたは必ず成功する

本書の中ではこの累進課税を「日本人がお金持ちになれないシステム」と表現しています。

そもそも、この累進課税というシステムは1949年GHQの要請により来日したコロンビア大学教授のカール・シャウプを団長とする「日本税制使節団」が作ったものだそうです。なるべく多く税金をとれるような仕組みを作り、日本人のお金持ちになるというモチベーションを下げさせたとも言われています。

こうした累進課税や長者番付などが典型的ですが、シャウプは日本人がお金持ちになるモチベーションを低くするシステムを構築していきました。

引用元:税金洗脳が解ければあなたは必ず成功する

お金持ちになる為には累進課税という不公平な精度を「自分はお金持ちじゃないから他人事だ」と思わずに、しっかりと自分が将来お金持ちになることをイメージして問題提起することが大切だと言います。

本書を読んだ人の感想

とっつきにくいテーマだからもっと博士に書いて頂きたい

納税は権利。そして自分たち国民自身のために必要。その意識を持って納税したい。国家は少しだけ大きな煩悩を持っている。国家に搾取されないためには、自分のことだけではなく、将来の日本のことも考えて税制改革の声を挙げていくべき。ここでも恐怖を用いて奴隷を作るシステムが出来上がっているように感じた。

お金を儲ければ半分近く持っていかれる。お金が少なければそんなにとられない・・・。

抽象度を上げてGHQが何を仕掛けたか認識できる目を全員が持つべし。いつまでGHQに洗脳されてあげてるの?もういいんじゃない?日本は日本の価値を持って豊かな国にしていきましょう!

読むべし

日本人全員読むといいと思います。
意外と知らされていない 国家予算の実態がわかり怒りさえ覚えますが、批判にとどまらず税金の新たな提案も書かれており、大変ためになります。

選挙後ではあるが

タイトルの付け方は本の中身とそぐわない気もするが、苫米地氏の提案する国家財政に関する2つの案は非常に共鳴した。ただ、我々が唯一国家に対して権利を主張できる選挙でも、投票率が半分くらいしかない状況下では何も変えられないのだろう。

苫米地氏は、全国区の参院選こそ出馬して欲しかったな。今後の日本を考えるためにも、賛否問わず一読してもらいたい。特に半分近くの投票に行かなかった方に。

まとめ

僕自身税金に関してはほとんど知識がなかったのですが、比較的わかりやすく丁寧に解説してくれていたので読みやすかったです。

情報の正確性に関しては僕は税金の専門家ではないのでわからない部分もありましたが、それでも日本の税金についてかなり考えさせられることが多く、読み物としても面白かったです。

興味のある方は是非読んでみて下さい。

税金洗脳が解ければあなたは必ず成功する: ドクター苫米地の脱洗脳教室

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hiroki

月間20万PVのメディアを運営したりなんやかんやしたりしてます。サッカーと音楽とトイプードルが好き。主な著書に「ブログに書くことがない!と思った時に読む本」など