遠藤保仁選手の名言に学ぶ「大舞台でもぶれないマインドセット術」

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遠藤選手と言えば、日本代表の国際Aマッチの出場数最多記録を保持しています。

これだけ長く第一線で活躍し続けるのは本当に凄いですよね。

また、ワールドカップ、コンフェデレーションズカップ、オリンピック等など数多くの大舞台を経験してきている選手でもあります。

そんな遠藤選手はいつも変わらず「良い意味で淡々と」プレーしているのが大きな特徴です。

それは言いかえれば、どんな大舞台でも常に自分のいつもの力を発揮することができる選手でもあるということです。

遠藤選手はなぜ数々の大舞台でもぶれずに自分のプレーをし続けることができたのか、遠藤選手の名言から「大舞台でもぶれないマインドセット術」について学んでいこうと思います。

「ミス」や「失敗」はして当たり前

遠藤選手の名言の中には「ミスや失敗はして当たり前」というニュアンスの言葉が多くあります。

以下遠藤選手の言葉です。

俺は、いつも「ミスしてもしょうがない」と思ってプレーしている。
それは、ガンバでも日本代表でも同じ。ミスを恐れて、安全なプレーを選ぶことはない。そういうプレーは誰でもできるプレーだし、自分がピッチに立っていることの意味を理解しているなら、ミスを恐れずに自分のプレーを出していくことが一番重要だからね。それで仮に失点に繋がったら「申し訳ない」と思うけど、一方で「仕方ない」と思っている。試合中、ミスを振り返るとミスしたプレーに遡って、「あれこれ」考えてしまう。すると集中力を欠き、またミスを犯してしまうからだ。

普通の人であれば大舞台になればなるほど「失敗したくない」「ミスをしたくない」という気持ちが先行してしまうと思います。

そうなると、固くなっていつも通りの自分のプレーができなくなってしまうのです。

つまり、大舞台でマインドがぶれてしまい、いつも通りの実力を発揮することができない大きな原因は「ミスを恐れる心理」にあります。

しかし、遠藤選手のように「ミスは仕方ない」と心を楽にして大舞台に臨むことができれば、普段通りの実力を発揮することができるのです。

遠藤選手が大舞台でもぶれずにいつも通りのプレーをすることができるのは、根底に「ミスは仕方ないから、ミスを恐れずに自分のプレーをしよう」という考え方があったのです。

また、個人的に凄く好きな言葉が以下の言葉です。

密集してて脇を通せば前に繋がるのに後ろに下げてしまったり、速いパスを出せば縦に通るのに横パスを出してしまうシーンも試合中によく見かける。そういう感覚は俺にはないね。可能性がある限り、前にパスを繋いでいくことを意識してプレーしないと絶対にパスはうまくはならない。

これはある程度サッカーを見たことがある人や、やったことがある人じゃないとわからないかもしれませんが、サッカーでは横へのパスや後ろに下げるパスというのは敵が密集している「前線」にパスを出すよりもはるかに簡単です。

プロの選手ともなると一試合の中での「パスの成功率」なども分析されてしまうので、もし自分自身のパスの成功率を下げたくないのであれば無理にリスクの高い前線にパスを出さずに横や後ろに下げていればいいんです。

しかし、本来はリスクをかいくぐってでも、なるべく前にパスを出した方がチームとしてはチャンスも増えます。

それをわかっていても多くの選手はリスクの大きい前線へのパスは躊躇してしまうのです。

しかし、遠藤選手はそのパスミスするかもしれないリスクを承知の上で果敢に前線へパスを通し続けているのです。

その背景にはやはり「ミスを恐れない姿勢」があるのではないでしょうか。

その分「失敗から学ぶ姿勢」が大切

「失敗は仕方ない」という考えで大舞台に臨むことで、いつも通りの実力を発揮しやすくなります。

しかし、ただ単に「失敗したけどまぁいっか」と失敗を楽観的に捉えるのは違うと遠藤選手は言います。

「失敗は仕方ない」という考えと同時に「失敗から学ぶ姿勢」が大切です。

パスは失敗して「当たり前」と思っていないとダメだし、トライすればするほど失敗の確率は減っていく。仕事でも最初からなんでも成功することなんてありえないし、失敗から人は学んでいくものだ。そうして微調整して、パスの質を高めていけばいい。最初から1本の線を引くようなスーパーパスなど誰も出せやしない。

ミスして周囲に批判されても、誰も自分の代わりに責任は取ってくれない。だったら、ミスを恐れず、思い切りプレーした方が自分も納得がいくはずだ。
ミスは、気にする必要はない。誰だってミスはする。重要なのは、そのミスをどう次に活かすか。同じミスを何度も繰り返すのは、どんな世界でも許されないからね。

「失敗したパスから必ず何かを学び、微調整を繰り返してどんどん質を高めていくことで、結果的にはスーパーパスを出すことができる」ということです。

失敗を恐れずにどんどんチャレンジをしつつも、その失敗から学び続けることで、何か大きなことを成し遂げることができます。

仕事でも何でも必ず失敗はしますし、その失敗を恐れる必要はありません。

大きなプレゼン、面接、テスト等など、大舞台でも遠藤選手のように「失敗しても仕方ない」という気持ちでいつも通りの自分のパフォーマンスができるように心がけつつも、ミスを次に活かすことを考えていく姿勢を持ち続けていけばいいんです。

そのプレゼンに失敗しても死ぬわけじゃありませんし、仮に失敗しても、その失敗から多くのことを学んで、次のチャレンジに繋げることを繰り返していけば、人生単位で見た時に間違いなく大きな何かを成し遂げられるようになるはずです。

失敗を反省し次に活かす意識を持ったら「失敗に対してクヨクヨしない」

失敗を楽観的に捉えるのではなく、しっかりと次に活かす意識を持ったら、あとはクヨクヨせずに自信を持ってもう一度チャレンジすることが大切です。

俺が思うに1回のミスで、クヨクヨしている選手は上のレベルには行けない。
たしかにミスした後の反省は大事だけど、それを引きずって、オドオドしたプレーをするのは最悪だからね。ミスしても「自信持ってやっています」という雰囲気を醸し出すのは、特に海外での国際試合では大事なこと。

大舞台でいつも通り自分のプレーをする為には、一つの失敗をいつまでも引きずるのもよくないのです。

先ほどお話したように失敗から学ぶ姿勢は絶対に必要です。

が、その失敗に対していつまでもクヨクヨと考えているのもまた違うというわけです。

もしかしたら「どっちやねん」と、難しく感じてしまう人もいるかもしれませんが、感覚的にはそれほど難しいことではありません。

「切り替える」っていう言葉がしっくりくるかもしれません。

失敗から何かを学べたと思ったら「切り替えて」次は自信をもってもう一回チャレンジしていけばいいんです。

「失敗はしょうがない⇒失敗から学ぶ⇒切り替えて自信をもってもう一度チャレンジする」

この考え方のサイクルが自分の力を最大限に引き出す為には大切です。

大舞台でもぶれないマインドを身につけよう

大舞台でもぶれないマインドを身につける為には、遠藤選手のように「失敗に対する考え方」を意識すると良さそうですね。

  • 「失敗は仕方ない」と楽に考えること
  • でもその失敗からは必ず何かを学び次に活かすこと
  • 切り替えて自信を持って再チャレンジすること

この3つの失敗に対する意識を持っておけば、大舞台でもぶれずに自分のいつも通りの実力を発揮することができるようになるかもしれません。

大舞台で緊張して固くなってしまうことって誰でもあると思います。

しかし、「失敗したっていいんだ」と考えれば少しは気持ちが楽になりますよね。

自分にプレッシャーをかけ過ぎないように自分で自分のマインドをコントロールする技術が、大舞台でも安定したパフォーマンスを発揮し続ける為には大切なのかもしれません。

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